ますます出荷間近の予感?
2017年に発表された電気自動車メーカーTesla(テスラ)のEVトラック「Semi(セミ)」。ちょっと前には、イーロン・マスクが年内に出荷することをツイートで宣言したものの…これまでの度重なる延期で、まだちょっと懐疑的な気もしていたんですよね。
ですが、今回更新された公式サイトでは実車の高画質な写真や走る動画がいくつか追加され、デザインが少しアップデートされたことが判明した、とTESLARATIが報じています。これで信憑性が高まりましたね。
Tesla reworked the Tesla Semi Press Photos. Pretty much every image is new pic.twitter.com/ab67GH65j1
— Tesla_Adri (@tesla_adri) August 28, 2022
内装も外装もマイナーチェンジ
運転席ではハンドルやコンソール類が刷新され、荷台用ライト、エアコン、トランクのスイッチや圧力計があるとのこと。また後方カメラが捉えた死角の映像が、大きくなった左右のモニターに写っている様子、サイドミラーの追加、後輪のホイールカバーがなくなるなど、外見にもちょっとした変化があります。
ディーゼル車より良コスパ
エネルギー消費量が1マイルにつき2kWh以下なので、1回のフル充電で走れる距離は300マイル(約482km)もしくは500マイル(約805km)。テスラの「Semi」用充電器を使うと、30分で航続距離の70%が充電できます。これはディーゼル車の給油よりも、1マイルにつき2.5回ほど安上がりになり、最初の3年で20万ドル(約2,790万円)ほどコストを抑える計算になるとか。所有者は遠隔診断と無線アップデート、少ない交換部品により、メンテナンスにかかる費用も時間も減るので、時間を有効活用し「Semi」を走らせることができます。

まさにBeast(獣)のようなセミトラック
他にも後部にある3つの独立モーターが即時にトルクを発生させ、どんな速度でも見た目にそぐわぬパワーを発揮。最大積載量は82,000ポンド(約37.2トン)ですが、荷物が満載でも時速0~96kmまで20秒を叩き出し、上り坂でも高速道路と同等に走れる、といった記載があります。
こんな未来のトラックが道路を走るようになるのは、きっともうスグのはず! 期待したいですね。