今月1日、ロシアの配車サービスがハッキング攻撃にあい、リアル道路が大渋滞という事象が発生しました。
ハッキングにあったのはYandex Taxi。同じ時間、モスクワ市内の同じ場所に何十件ものタクシー配車依頼が発生。もともと交通量の多いエリアだけに、周辺道路は退去して押し寄せるタクシーで大渋滞となりました。
Someone hacked #YandexTaxi and ordered all available taxis to Kutuzov Prospect in Moscow
— Russian Market (@runews) September 1, 2022
Now there is a huge traffic jam with taxis.
It‘s like James Bond movie. pic.twitter.com/IatuAEtA2i
Yandex Taxiは、今後は不審な配車依頼を検知できるようアルゴリズムをすでに強化済みだと、サービスの対応策についてメディアの取材に応じています。ただ、ハッキング状況や犯人については触れていません。一方で、今回のハッキングは、Anonymousが犯行声明を出しており、ロシアへのサイバー攻撃としてウクライナのIT軍と協力して行なったと主張しています。
配車サービス攻撃で現実の道路を大渋滞させるなんて、思わず「なるほど、そんな手があるか!」とハッカーの発想にうなってしまいました。ハッカーにも、ブラック・ホワイトいますが、みなさん頭がとっても柔らかいんですね。
Source: The Verge