ライフハッカー[日本版]2021年7月6日掲載の記事より転載。記事中の情報は掲載時点でのものです。
現在、iPhoneのWiFi機能にバグが発生しています。
幸いなことに、このバグを回避するのは簡単です。また、万が一発生しても自分で直すことができます。
iPhoneで「%p%s%s%s%s%n」という名前のWiFiネットワークに接続すると、WiFiが機能しなくなるという奇妙なバグです。ですので、この名前のネットワークには接続してはいけません。
iPhoneを再起動しても直らない可能性
セキュリティ研究者のCarl Shou氏が、このバグを最初に発見し、Twitterに投稿しました。その後、何人かのユーザーが独自にテストを行い、この問題を確認しています。
いずれの場合も、このネットワーク名を入力しただけでiPhoneのWiFi機能が停止し、他のネットワークに接続できなくなったということです。
さらに悪いことに、iPhoneを再起動してもこの問題は解決しないことがわかっています。
After joining my personal WiFi with the SSID “%p%s%s%s%s%n”, my iPhone permanently disabled it’s WiFi functionality. Neither rebooting nor changing SSID fixes it :~) pic.twitter.com/2eue90JFu3— Carl Schou (@vm_call) June 18, 2021
不思議なことに、このバグは、Bluetoothやモバイルデータなど、ほかのネットワーク機能には影響を与えません。そして、原因は分かっていません。
問題に対処する方法
ありがたいことに、たとえこの問題が発生しても簡単に直すことができます。
[設定]>[一般]>[リセット]を開いて、[ネットワーク設定をリセット]を選択してください。
保存されていたWiFiネットワーク情報がすべて削除されるので、次回接続時に改めて設定をやり直す必要がありますが、上述の問題は解消されます。
事前に防ぐ方法
このWiFi機能のバグを修正するのは簡単ですが、それを事前に防ぐにはもう少し注意が必要です。
当然ながら「%p%s%s%s%s%n」という名前のネットワークに接続したり、自宅のWiFiにこの名前をつけてはいけません。
また、公共のWiFiスポットでこのネットワーク名が使われているのに気づいたら、周りの人に教えてあげましょう。
もっとも、米Gizmodoが指摘しているように、一見無害に見えるその他のネットワーク名でも、同じ問題を引き起こす可能性があります。
悪意ある人や無知なユーザーが、自分のWiFiネットワークに問題を引き起こす名前をつけているかもしれません。
ですので、基本的にネットワーク名に「%」記号が多く含まれているネットワークは避けるようにし、公衆ネットワークに接続して問題が起きた場合は、ネットワークの管理者に報告してください。
このバグがさらに広がれば、Appleが修正プログラムをリリースするかもしれません。もちろん、修正できない可能性もあります。
修正できたとしても、それまでの間iPhoneを安全に保つこのは、ユーザー自身の責任です。
Source: 9to5Mac