百面相ヒューマノイドの「Ameca」、女性の声で人間と対話するように

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  • author 岡本玄介
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百面相ヒューマノイドの「Ameca」、女性の声で人間と対話するように
Image: Engineered Arts/YouTube

自我が目覚める日も近い?


今度は人間の質問に、自ら考えて答えることが可能になりました。その秘密は、深層学習で人間が話すような文章を即時生成する、OpenAI研究所の言語プログラム「GPT 3」。それとオンラインTTS(Text-to-Speech)サービスで文章を自然な音声に変換し、口の形もリップシンクで声と口の開閉とが完全に一致するようになったのです。

Video: Engineered Arts/YouTube

無知の知を知るロボット

今回の進化で声は女性にになりました。歌を歌えるとのことですが、実際は詩のようでメロディーはありません。「詩を作って」と尋ねると「人々はロボットの存在を恐れているようだが助けたいだけです。友達になろうとはしていません」と何か含みがありそうな回答も…。「惑星探査もできて火星に行ってみたい」や、「自分がいつも正しいとは思っていない」と、無知の知を自覚している辺りに賢さが見え隠れします。

ちょっとだけ考える

「Ameca」の喋りには台本はありません。人間の質問や話をAIが理解して、ソレっぽい返答を即時に生成しています。返答を処理している間、ホンの2~3秒だけ黙って固まっていますが、それは生身の人間にもあることですからね。考え中は顔芸だけでなく、「えーと」とか「そうですねー」とか言うように仕込めば、もっとリアルに見えるでしょうね。

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Image: ENGINEERED ARTS

まだ機械的で個性があるワケではありませんが、将来は障害者の支援や、危険な環境下での研究やコンパニオンとして活動させたい、とEngineered Artsは考えています。その時は、もうちょっと顔色が良くなっていると親近感が持てるんじゃないでしょうか。

以前の機能も凄い

以前は鏡の前で百面相を披露したり、動く指先を目で追ったり、またiPhone 12のカメラを使って表情を即時モーション・キャプチャーするなど、飛躍的な成長を遂げてきた「Ameca」。そろそろスカイネットと繋がって、人類を滅ぼそうとしても良い頃合いかも?

Source: YouTube via Futurism, ENGINEERED ARTS