ブラジル政府、充電器なしのiPhone販売を中止するようAppleに命令

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ブラジル政府、充電器なしのiPhone販売を中止するようAppleに命令
Image: ヤマダユウス型

世界的に見ると逆行しているのだが。

ブラジル法務省が、Appleに対し充電器を同梱しないiPhoneは不完全製品であるとし、罰金刑と充電同梱を義務つける命令をくだしました。

不完全なプロダクトとして罰金対象になっているのは、iPhone 12シリーズとiPhone 13シリーズ。ブラジルには、今年5月に「充電器ないから充電できないじゃん!」とAppleを訴えた男性が勝訴しているので、今回の法務省の判断はある意味ブラジル国内では筋が通っています。発表されたばかりのiPhone 14も、ブラジル国内では充電器同梱になるんでしょうね。

Appleが充電器同梱をやめたのは、iPhone 12から。もうみんな家にゴロゴロあるからいらないでしょ?という判断で、充電器が必要な場合、ユーザー自身が別途購入するで必要があります。電子廃棄物規制最先端のヨーロッパでは、不使用の充電器だけで年間1万1000トンの電子廃棄物になるという試算がでており、同梱しないことは電子廃棄物を減らすという大義があります。USB-C充電器統一を求めるのも、1つの充電器でさまざまな端末を充電できるからというのが主たる理由です。

充電器同梱を廃止したのはAppleだけではありません。GoogleはPixel 6から充電器の同梱を廃止しています。Xiaomiも廃止。Samsungは充電器だけでなくかつて同梱していたイヤホンもやめました。

今回のブラジルのAppleに対する命令は、規制制定ではないため、GoogleやSamsungにも拡大適用されるのかはまだわかりません。電子廃棄物を減らそうという世界の流れに逆行する命令、果たして…。

同梱がなくて困るという声が上がるということは、つまり現在の充電器事情が不便だということ。EUのいう通り「どの端末もUSB-C充電1本で!」で、なんかいろいろ解決する気がしますけど。