名前は「機械」と「風景」の融合。
時計といっても壁掛け型、置き型、腕時計とアレコレ作られています。ですがスマホやクレカの扱いに慣れた現代人に、カード型という新しいタイプがあったらどうでしょう? それを作っているのが、スイスのデザイン時計メーカーCODE41なんです。
スマホのような懐中時計
開発に5年を要したという「Mecascape」は7mmと薄いので、胸元のポケットに忍ばせれば懐中時計になり。またスタンドに立てれば置き時計に早変わり。あらゆるところに黄金比が使われているので、カッコよさと美しさが同居するよう設計されています。
左半分は時・分と内側が日付け・秒の針が分かれているだけでなく、右下には世界地図があり、現在地以外にもうひとつ別の国の時刻もわかるようになっています。また右上は動力の残量とのこと。ボディーにはグレード5のチタン、表面は傷が付きにくく反射防止加工がされたサファイアガラスが採用されており、手許からツルっと滑ってウッカリ落としてもいきなり壊れることはなさそうです。
背面も丸い窓から内部の機構が見えるようになっていますが、全部が見えると捻じれに弱くなるため一部だけに留めています。両サイドのリューズは大きめに作られ、左が現在地の時刻合わせ、右が世界時計の時刻合わせと動力の手巻きを兼ねています。

開発者は配色に悩んでいる
基本のデザインは決定したものの、開発者は表示版などの配色をどうするのかで悩んでいるようです。公式サイトにはカラバリが並び、投票を募っています。白と黒のどちらかを基調に、赤か黄緑を差し色にする案がいくつも出ています。カードや名刺も一緒に入る革製ケースも投票を受け付け中。上位の何種類か出してくれるといいですよね。
懐中時計を持つ人は見かけなくなりましたが、カード型の扱いに慣れた現代人には手に馴染みそうです。11月には注文の受け付け開始とのことなので、価格も公表されることと思います。一体おいくら万円になるのでしょうか?
Source: CODE41 via designboom