iOSかAndroidか。
迷ってるときには、端末の良し悪しも大事だけど、毎日使うメール、地図、音楽アプリなんかの使い勝手も結構大事。よく使う標準アプリを比べて、独断と偏見で勝敗つけてみました!
*なお、デジタルサービス(YouTubeミュージックとAppleミュージックなど)、パソコンでよく使うアプリ(Apple PagesとGoogle Docsなど)、デジタルアシスタント(Google AssistantとSiriなど)は文字数の関係で割愛しました。
Apple メール vs Gmail

検索性もソートも、UIの見た目も機能も、ほぼすべての点においてGmailの勝ち。異論はないでしょう。
両方ともタイマー設定は可能なのですが、メールをスヌーズしたり、 開封期限付きで送信したり(情報保護モード)の技はGmailだけ。Apple メールではできません。
Apple メールも決して悪くなくて、複数アカウントの管理も手軽だし、やりとりをスレッドにまとめたり、スワイプですばやく操作したりも可能で、メールのタスクは十分こなせます。ただApple メールの足りないところを埋めるサードパーティーアプリがやたら多いのにはワケがあるのです。
判定:Googleの勝ち
Appleマップvs Googleマップ

Appleマップがスタート地点に立ったとき、Googleマップは7年生。追い上げてはいるけど差は歴然です。これも異論はないでしょう。
地図アプリとして見た場合、Appleマップでなんの不足もないのですが、なにしろ情報量が違います。特に世界のカバー領域においてGoogleと同等とは呼べません。差を埋めるべく、ストリートビューっぽいLook Aroundもはじめたし、AR道順ナビもできたし、複数地点をめぐる経路検索も実装されたけど、ブックマークしたり、名所やお店のレビューを地図に書き込んだり、保存して圏外で参照したり、道路混雑状況を確かめたりできる機能はまだGoogleオンリー。
判定:Googleの勝ち
Safari vs Chrome

モバイルブラウザはあんまり差が出ないですね。ネットを見られれば、それでぶっちゃけ用は足りるので。
Apple SafariもGoogle Chromeも基本機能はばっちり押さえていて、複数のタブを開く、シークレットモード(プライベートブラウズ)に切り替える、お気に入りのページをブックマークする、リンクをかんたんにシェアする、検索するといった操作に不便を感じることはありません。
プライバシーや追跡ブロックなんかの細かい点はSafariが一枚上ではあります。広告を取っ払ってくれる簡易表示(リーダー表示)などの付加機能もありますし(Chromeもあるけど手動で要設定)。
もちろんどっちを選ぶかは、パソコンのブラウザが何かによって大きく左右されそうですよね。
判定:Safariの勝ち
iMessage vs Google Chat

着々と成長してきたiMessageは大人の余裕と安定感。開封証明、位置情報の共有、エフェクト、送信取り消しなど、やりたいことはなんでもできます。履歴がiPhoneとiPadとMacのすべてにシームレスに同期されるのもいいですよね。チャットはスマホという枠に縛られないから。
対するGoogleはと言えば、Googleトークが消え、Alloが消え、怒ったAllo難民がすがりついた流木のハングアウトが消え、今はGoogle Chat。まるで群雄割拠でつぶし合う戦国絵巻のような栄枯盛衰を繰り返しています。Google ChatはAppleとの連携で課題を残しています。全然悪くないチャットアプリだし、便利な機能もあるのだけど、有利な点はどんな端末でも使えるので、Apple製品の縛りがないことぐらいでしょうか。
判定:iMessageの勝ち
FaceTime vs Google Meet

コロナ爆上がりのZoom株もコロナ前の水準に爆下がり。プラットフォーマーには逆立ちしたって勝てないのか…と思う今日この頃…。
GoogleもAppleもビデオチャットアプリの基本は万全です。連絡先の人間とすばやく動画チャットできて、ビデオ会議もできて、ごみ部屋の背景ぼやかしたり、画面共有できたり。どっちもできます。
複数のプラットフォームをまたいで飲み会や会議ができるZoomライクな機能盛りだくさんなのはもちろんGoogleだけど、スマホで1対1の高画質なビデオコールとなるとAppleがベター。
甲乙つけがたいけど、ここはスマホメインなので、後者に軍配で!判定:FaceTimeの勝ち
Apple 写真 vs Googleフォト

2つの巨竜が全力出し切ってるのが写真アプリです。
Appleはシンプルななかにも便利機能が満載で、Googleは検索とAI(顔認識、物体識別)で優位に立っています。デザインで選ぶならAppleフォト、操作性で選ぶならGoogleフォトみたいな感じですねー。
インテリジェントなソート、多彩な編集機能、アプリ連携においては両者互角で、大差を感じる分野は特に思いつきません。
ただ、ブラウザのUI度外視で、モバイルアプリだけで比べちゃうと、Googleフォトのほうが痒いところに手が届く感じですかね。
判定:Googleフォトの勝ち
Appleメモ vs Google Keep

ぱっと見、Appleメモのほうが多機能っぽいけど、Google Keepもこう見えて多機能です。
どっちもメモ見ながら仲間とコラボできるし、画像・リスト・テキストをまとめたり、ラベルをつけてソートも可能。違いが出るのは次のような点ですね。
Appleメモ:パスワードで保護できる
Google Keep:リマインダを設定できる
ここはAppleのほうがフィルタリングも上だし、スマートなタグ付けもできるぶん上かな。
判定:Appleメモ
Appleカレンダー vs Googleカレンダー

これも大差ない分野ですねーはい。
両社とも長年開発に開発を重ねて機能に磨きをかけているし、定期イベントからカレンダー共有、アラートまで、必要な機能はほぼ完ぺきに網羅しています。
総合するとGoogleカレンダーが僅差で勝ち。インターフェイスがよくできていて、とにかく楽しい(例:結婚・誕生祝いのイラストも標準装備)。あと日程を仲間と決められるのも◎なら、直感的に使いこなせる点でも上。連絡先の全員が使ってる可能性も大きいです。
判定:Googleカレンダーの勝ち
Appleニュース vs Googleニュース

最後はニュースアプリ!
AppleもGoogleもたゆみない進化を続けてきました。いま話題のニュース、個人的に気になるニュースの両面をカバーしています。
どっちも興味範囲と気になる地方のニュースをすばやくチェックできる点は同じですが、好みに管理する操作はGoogleニュースのほうがやや簡単。
Appleニュースが目指しているのはFlipboard風のおしゃれなニュースUIで、これがツボにはまると最高です。
Googleニュースのほうが若干速くて読みやすいけど、キュレーションを入れて見た目を整えたニュースアプリという観点からはAppleの勝ちと言えそうです。
判定:Appleニュース
※Appleニュースは日本未対応