みんな、すんなり受け入れられるはず。
今回発表されたiPhoneの中で、最大の変更点がiPhone 14 Proシリーズの「Dynamic Island」。
パンチホールのカメラを隠すために、塗りつぶす。と、一休さんみたいなトンチですけど、「情報を表示する」という仕事を与えたことで、邪魔なエリアから操作上で便利さを感じられるエリアへと昇華させてるのは、まさにAppleマジックですよね。
でも、ぶっちゃけ使い勝手どうなのよ?
と、気になっている方が多いと思うので、いろんなシーンで試してみました。
音楽系アプリはバックグラウンド再生で表示

ポッドキャストなどの音楽系アプリは、バックグラウンド再生時にステータスが表示されます。
また、対応しているアプリであれば同時に2つまで稼働状況を確認できますよ。一番右の写真はポッドキャストを聞きながら、タイマーを稼働させていますが、それぞれタップするとアプリへと戻るので、アプリ切り替えがかなりスムーズになります。
FaceTimeにも対応。通話中がわかる

着信(画面はFaceTime)は、Dynamic Islandのバーが拡張される形で表示されます。
通話中もFaceTimeアイコンが表示され、音声通話時では通話中であることが確認しやすくなっていますね〜。これはめちゃくちゃわかりやすくてすき。
充電中・Face IDのリクエスト・ナビゲーション表示など

Lightningを挿すと充電中のインジケーターが表示されますし、マップアプリでナビゲーション中は、Dynamic Islandで進路や距離が確認できます。
Face IDの認識が求められるシーンでは、Face IDアイコンに変化。うまーく黒領域でカメラを隠しながらやってるのが本当に偉いですねー。ごまかし上手さん

AirDropの進行度が確認しやすいのは便利かも! ファイルのやり取りで意外と使うんですよねー。
パンチホールは目立つ?
こちらも気になっている人が多いと思うのでお答えしておきますね。Dynamic Islandに隠されたカメラは、「見ようと思えば見えるけど、意識しないと目立たない」レベルです。

光があたる角度によってはカメラやセンサー類のパンチホールが見えますが、ほんと、気にしなくていい。というレベルだと思います。
また「フロントカメラ、指紋でベタベタになるんじゃね?」と危惧していましたが、思っていたよりも指紋は目立たないので、ポリッシングクロスは持ち歩かなくても良さそうな予感がします。耐指紋性撥油コーティングは伊達じゃない!
Dynamic Islandで、iPhoneはさらにわかりやすいスマホへ
使ってみて感じたのは、Dynamic IslandのおかげでiPhoneの「わかりやすさ」が増しています。
複数のアプリを同時で使う。バックグラウンドで動かす。というのは現代のスマホシーンでは当然の作業ですが、その時に何のアプリが稼働しているのか?がひと目でわかるDynamic Islandは、シンプルにわかりやすさへと直結しているなと感じました。
一方で、タップするとアプリが全画面表示され、長押しでウィジェット的な表示に、という切替えも便利。たとえば、ながら聞きしているシーンで、「ちょっとスキップしたいな〜」なんて時は、アプリに切り替えるまでもなく、長押しのウィジェット画面で操作できるわけです。効率的ですね!
総じて、インジケーターとして、アプリの状況が(対応していれば)見やすくなり、お作法に慣れれば、iPhoneの操作はさらに高速化されそうな予感がします。初出の機能ながらも、完成度はかなり高いと感じました。
どうしても必須か?って言われたらそんなことはないんだけど、コイツのわかりやすさはピカイチです。
Source: Apple