突然ですがタイムスリップのお時間です。
まもなく発表されると噂されている、今年のiPhone 14シリーズ。噂によるとカメラにも相当な手が入るらしいのですが、いったいどのくらい変わるのか? は、比較しようもありません。
でも、歴史を追ってみれば、進化の速度がわかってくるので、ちょっと予想はできるかも? というわけで、これまでのiPhoneのカメラの進化を振り返ってみましょう。
iPhone 6sからiPhone 13シリーズまで。レガシー入りしていないiPhoneたちのカメラの移り変わりをどうぞ!
1200万画素時代最初の機種iPhone 6s
iPhone 6sで撮影

iPhone 6sで撮影

iPhone 6sで撮影

まずはここからスタートしてみましょう。新色としてローズゴールドが追加されたiPhone 6sです。
カメラは画素数がiPhone 6の800万画素から1200万画素に大幅アップしていますが、ソフトウェアによる補正はナチュラルで、暗所にはあまり強くありません。
今見るとノスタルジックでセンチメンタルも感じるiPhone 6sのレビューはこちらから。
iPhone 7とiPhone 8で比較
iPhone 7とiPhone 8の比較

iPhone 7とiPhone 8の比較

iPhone 7とiPhone 8の比較

iPhone 7とiPhone 8の比較

画素数は変わらず1200万画素。スペック的には7も8も同じですが、iPhone 8 Plusでは若干センサーサイズが大きくなっているようですね。
仕上がりを見るとそこに明確な差はありませんが、どっちかというとiPhone 8の色表現の方が、すこし鮮やかで僕は好き。この当たりから「映える」写真をへの意識が増えてきた感触ですね。
カメラ比較もあるiPhone 8のレビューはこちらをどうぞ。
iPhone XとiPhone XSでの比較
iPhone XとiPhone XSでの比較

iPhone XとiPhone XSでの比較

iPhone 8とiPhone XとiPhone XSでの比較

カメラが大幅に変わった!と感じたのがiPhone XS。
広角カメラのセンサーサイズはiPhone Xと比較して32%大きくなっていますし、パワフルなA12 BionicチップのおかげでSmart HDRによる処理も効いています。旧iPhoneと比べると、明らかにダイナミックレンジが広い! 明暗の入り交じるシーンでも潰れることなく表現できていますねー。
ちなみに、キレイになったけどまだ画素数は1200万画素です。iPhone XSレビューはこちらよりどうぞ。
iPhone XRもチェックしてみましょう
iPhone XRのカメラ

iPhone XRのカメラ

iPhone XSと同世代のiPhone XR。
広角カメラはXSと同じレンズ、センサーなので仕上がりは同等。2枚目の青空へ続く道の写真は、今だともっとギンッギンに補正がかかってしまうところなので、この世代の自然な調整が好き!という意見があっても不思議ではないかも?
夜の暗さを克服したiPhone 11世代
iPhone 11で撮影

iPhone 11で撮影

iPhone 11で撮影

iPhone 11 Proで撮影

iPhone 11 ProやPixel 3、Galaxy S10との比較

三脚持って、まだ暗い外に飛び出た。
そんな盛り上がりを与えてくれたのがiPhone 11。超広角レンズと共に「ナイトモード」が追加されて、iPhoneの弱点の夜間撮影が大幅改善!
ちょっと前からスマホ写真を中心としたコミュニケーションは流行っていましたが、このあたりはスマホ性能やっぱカメラでしょ!な流れが加速してきて時代ですね。撮れる写真も「ああ、iPhoneの画だ」と、なんとなくiPhoneみを感じさせます。でも、まだ1200万画素。
iPhone 11のレビューはこちら。iPhone 11 Proのレビューはこちらをどうぞ。
SoCの魔法がかかったiPhone SE(第2世代)
iPhone SE(第2世代)で撮影

iPhone SE(第2世代)で撮影

iPhone 8のガワを拝借。装い新たに生まれ変わったiPhone SE(第2世代)。
メインカメラは3年前に発売されたiPhone 8と同じ仕様みたいなんですが、これがまた「A13 Bionic」で料理されるとイイカンジの写真になっちゃうんだ。
ハードで足りないところを上手くソフトウェアで補っていて、かなり良コスパな端末でしたね〜。レビューはこちら!
iPhoneって写真キレイだな!を感じさせるiPhone 12世代
iPhone 12 miniで撮影

iPhone 12 miniで撮影

iPhone 12 Proで撮影

iPhone 12 Proで撮影

iPhone 12 Proで撮影

iPhone 12(超広角)

iPhone 12(超広角)

いやー。iPhoneのカメラって本当にキレイですね。えっ、これ最新モデルじゃないの? 一昨年の!? ってちょっとビックリさせられます。
ダイナミックレンジの広さはもう言うことなし。夕暮れ時だってタイルの目地は潰れずに表現されているし、逆行気味なシーンでも黒つぶれせずに建物のディティールがしっかりと表現されています。超広角でもナイトモードが使えるようになったのも良き進化で、夜に散歩したくなるねこりゃ。
iPhone 12 miniのレビューはこちら、iPhone 12のレビューがこちら、iPhone 12 Proのレビューがこちらです。
キレイなカメラがさらに明るくなった! iPhone 13シリーズ
iPhone 13で撮影

iPhone 13で撮影

iPhone 13 Proで撮影

iPhone 13 Proで撮影

iPhone 13 Proで撮影

すぐ上で「iPhone 12キレイだな!」って言ってたカメラが、さらにキレイでデカくなりました。現行モデルiPhone 13です。
画素数は依然として1200万画素だけど、アップルいわく47%多くの光を取り込むことができて、超広角レンズも暗所でのノイズを軽減。しかも、iPhone 13は全モデルでセンサーシフト手ブレ補正を搭載しています。ポートレートモードの動画版といえるシネマティックモードも、まるで映画のような画作りを楽しめます。
iPhone 13 ProとPro Maxではマクロ撮影に対応したり、望遠カメラでもナイトモードに対応してますし、ご覧のように画質も申し分ありません。欠点らしい欠点が無くって、これ以上何を望むの?
そんな現行ユーザーに安心を与えてくれる、iPhone 13/13 miniレビューがこちら、iPhone 13 Pro / Maxレビューがこちら。同世代のSoCを乗せたiPhone SE(第3世代)のレビューもあります。
じゃあ、iPhone 14はどうなっちゃうの?

さて、iPhone 6sからiPhone 13まで。カメラの作例をちょっとずつ見てきたわけですが、どうですか! カメラすっげぇ進化してると思いません?
レンズが大きくなって明るくなったり、センサーサイズが大きくなったりといったハードウェア的な進化のみならず、SoCでの現像処理もものすごく強力になっていますよね。
さらに驚くかもしれませんが、最新のiPhone 13シリーズでもメインカメラは1200万画素のままなんです。実に7年も据え置き、生まれた子供が小学校に入学するくらいの間1200万画素を貫いてるの。
それがなんと!2022年のiPhone 14 Proでは4800万画素のカメラセンサーを搭載するだろうという噂 が! しかもセンサーをソニーとTSMCのタッグで製造するかも?なんて説もあるので、これはちょっと期待したいですよね。
そんなカメラの仕様にも注目が集まるiPhone 14シリーズは9月7日に発表される見込み。
スマホが古くなってきた人、別に不満はないけど買い替えたいな〜という人も、ぜひ注目を。ひょっとしたらiPhone 14以前と以後で、カメラの満足度が大きく変わるかもしれないのです。
Source: ギズモード・ジャパン