選択肢があるのはいいこと。
楽天の電子書籍リーダーKoboシリーズに、新モデル「Kobo Clara 2E」が登場。基本のエントリーモデルとして、防水機能とサステナブルな作りがウリです。
防水機能はかなりうれしい
電子書籍リーダーの基本の基本モデルだと、楽天ならKobo Nia、AmazonだとKindleがあります。価格は抑えられますが、その分機能が最低限。絶対よく使う!と思っている人はもう1ランク上げて、防水機能や色調調節ができるKindle Paperwhiteがオススメでした。が、楽天からもKobo Clara 2EというPaperwhiteライバルとなるちょうどいい端末が登場して、選択肢が増えました。
Kobo Clara 2Eのざっくり仕様は、6インチのスクリーン、容量16GB。防水ありで、重さは170グラム。時間に応じてディスプレイの色味を調整してくれる「ComfortLight PRO」対応。

注目すべきは、まず、Niaにはなかった防水仕様(IPX8)があることで、使えるシーンが増えるということ(半身浴読書サイコー)。公式いわく水深2メートルで最長1時間いけるそうで、どうしてもというならば、シュノーケルしながら読書だってできます。容量が16GBで、NiaはもちろんPaperwhiteよりも多いのも注目。折り目に沿って曲げるとスタンドになる専用カバー(別売)のデザインもいいです。

再生プラスチックを活用
Kobo史上初という環境への配慮もアピールポイント。端末フレームは約85%の再生プラスチックと海洋プラごみを利用しています。専用のカバーもプラスチック素材は約97%が再生プラスチック。ただ、どうせならもう一歩先取りしてほしかった気もします。米Gizmodoは、再生素材活用は最低限のことで、楽天のような会社が環境配慮を謳うなら、ユーザーがパーツ(主にバッテリー)交換できる仕様があっても良かったと厳しい声を挙げています。この点はKindle端末もしかりで、これから変わっていくのではないでしょうか。
Kindle Paperwhiteのライバルとして、ユーザーが悩むべきポイントは、容量をとるかスクリーンサイズをとるかです。Clare 2Eは容量16GBですが、スクリーンが6インチ。対するPaperwhiteは8GBだけど6.8インチ(Paperwhiteはベゼル薄なので、スクリーンサイズの割りに端末サイズの差はちょっと)。あとは、Paperwhite(1万6980円)の方がちょっと安い、広告ありモデル(1万4980円)ならさらに安い。一番はどこで買う本をまとめるかですけどね。
Kobo Clara 2Eは9月26日発売予定で、現在予約受付中。価格は1万9900円。本体カラーはディープオーシャンブルーの1色ですが、カバー(3980円)は5色展開あり。セットで購入すると2万2800円で1000円お得!
Source: 楽天