オーストラリアのオーディオ機器ブランド「RODE(RØDE)」。
Amazonでは、マイクやカメラに取り付けるアダプターなどでよく目にするメーカーですが、僕もリモートワーク用のデスクにマイクやアーム式のマイクスタンドを常備していて、品質の高さに満足しているブランドです。
「RODE」のプロダクトはすべてオーストラリア産。ちなみにオーストラリアとカナダのプロダクト、個人的にアメリカ以外はこの2つの国の製品をよくチェックしています。一般的にパッとこれと浮かぶものはないかもしれませんが、広大な自然環境に恵まれながら大都市もあり、先進的な施策も数多く行われているお国柄。どちらのプロダクトも品質とデザイン性が高く、欧米や日本とはまた違った社会や環境に配慮した製品が多いという共通項がある気がします。
RODE初のオーバーイヤー有線ヘッドフォン「NTH-100」もそんなブランドの個性を十二分に盛り込んだユニークなプロダクトです。

例えば、両サイドにさり気なく点字で描かれた「R」「L」の表示。左右が確認しにくい視覚障害者のための配慮などにもその思想が現れています。

NTH-100は、DTMのミキシング、音声・映像制作、動画配信やゲーミングなど、あらゆるコンテンツ制作に最適なプロ仕様のモニターヘッドフォンとして設計されたモデル。特に細部までこだわった装着感が素晴らしく、数多く所有するヘッドフォンの中から、ついついこちらをチョイスしてしまうことも多い優れたモデルです。

イヤーパッドとヘッドバンドには通気性・耐久性に優れた高級人工皮革 Alcantara®(アルカンターラ)を使用していて、肌触りが最高です(マセラティやランボルギーニなどにも使われているメイド・イン・イタリー素材とか)。さらにイヤーパッド内の独自素材CoolTech™ジェルによる高い放熱性と、低反発フォームクッションにより、350gと若干重量があり、威圧感のあるサイズながらも長時間使用のストレスを軽減します。

ヘッドハンドの長さを固定できるロック機構「Fitlok」も便利。使うたびに長さを調整する必要もなく、安定した装着感をキープします。
サウンドは、一般的にモニター用ヘッドフォンというと、音像を確認するためにフラットで固めの音質のものが多いのですが、NTH-100は普段の音楽や動画鑑賞にも使える聞きやすい中間的な音質と感じました。ドライバー口径は40mmの密閉ダイナミック型。再生周波数帯域ば5Hz-35kHz。インピーダンスは32Ω。スペック以上にいい意味でカジュアルに長時間楽しめるバランス感があります。
左右どちらにでも接続できるケーブルも柔らかく、耐久性も高い質感のもの。金属部品の加工など多くのパーツを自社で行うメーカーならではの質の高さと、快適性の高さがおすすめできるモニターにも普段使いにも重宝するヘッドフォンです。
Source : RODE(ロード) NTH-100 オーバーイヤーヘッドホン , GIN-ICHIスタッフブログ