意外にも参入してなかったのね。
ソニーは、デンマークのWS Audiology(WSA社)と協業し、OTC補聴器(聴力検査なしで使える補聴器のこと)の開発と供給をしていくと発表しました。
デンマークで補聴器といえば、Jabraブランドを擁するGNグループも補聴器を手掛けていて、なおかつデンマーク出身なんですよね。調べてみると、デンマークには世界的な補聴器のメーカーが多いみたい。
アメリカでの規制変更の影響が大きい?
実は、多くの先進国においては補聴器の販売に厳格な規制やルールが設けられていて、日本のように簡単にポチれる国は少ないそう。ところが、2022年8月16日付けでFDA(アメリカ食品医薬品局)がこの規制を変更し、今年10月からはアメリカ内においてコンシューマー向けの補聴器販売が可能になるとのこと。
今回のWSA社との協業に基づいた製品が現在開発中で、米国向けのソニーストアにて展開が予定されています。日本での販売は未定のようですが、規制的には販売可能なはず。補聴器の老舗であるデンマークとソニーのタッグから生まれる補聴器。どんなものが出てくるか、気になるなる。
ちなみに、生活ストレスやワイヤレスイヤホンの影響ゆえか、近年は若い人の難聴も増えてきてるそうな。それに、最近の補聴器ってテクノロジーが詰め込まれていて興味深いんですよね(Jabra Enhanceなんて機能も価格もすごい!)。ワイヤレスイヤホンの外音取り込み機能も補聴器に近い機能ですし、ソニーがここにアプローチするのは納得感ありますねぇ。