夢のレコードデビュー。
音楽制作とデザインを高い次元で融合させ、ガジェット感があってちょっとワクワク感あるプロダクトを手がけているteenage engineering。スウェーデン発の電子楽器ブランドですが、その遊び心あるプロダクトは多くのアーティストから支持されています。
特にシンセ、サンプラー、レコーダーと豊富な機能を網羅しながら、シンプルで親しみやすいデザインのOP-1はヒットしましたね。DTMの敷居を低くしてくれるブランドなんですが、それでいて製品がチープじゃないところが素晴らしいです。
レトロ感あるポップなデザイン
そんなteenage engineeringが、今度はレコードカッティングマシン「PO-80」を発売しました。そう、あなたのオリジナル音源でレコード盤が作れちゃうのです。
PO-80のデザインを担当したのはYuri Suzuki。ジェフ・ミルズなど世界的アーティストの楽器デザインも行なっているデザイナーで、その作品はMoMAの永久所蔵品にもなっている巨匠です。自身で音楽作品も発表する氏は、teenage engineeringのスタッフとは古くから親しかったそうで、今回のコラボが実現しました。オレンジを主体としたポップなスタイリングは、ちょっとレトロでかわいい感じですね。

PO-80はキット販売で、組み立ては自分で行なう必要があります。音源とは3.5mmのアナログオーディオケーブルで接続しますが、より音質にこだわってカッティングしたい人は、「mastering machine」というオンラインマスタリングツールを併用することも可能です。

カッティングマシンとしてだけでなく、レコードプレーヤーとしても使用可能で、本体にはスピーカーも内蔵されています。オンラインストアでは149ドル(約2万1500円)で発売中。キットには5インチのブランクディスクが5枚含まれていますが、スペアのブランクディスクやカッティング針などもオンライン購入できます。インテリアとしても映えそうだし、レコード派の人は注目したいアイテムですね。
Source: teenage engineering