Apple Watch Ultraのロングバッテリー、どれだけもつのか山で試してきた!

  • 7,119

  • author ヤマダユウス型
  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • はてな
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …
Apple Watch Ultraのロングバッテリー、どれだけもつのか山で試してきた!
Photo: ヤマダユウス型

結論、さすがUltraでした。さすウル。

Apple Watchのタフネス進化版ともいえる「Apple Watch Ultra」。チタニウムケースや追加ボタンなどの新機能は魅力ですが、なんだかんだいって一番実用的っぽいのが、バッテリー時間の増加でしょう。

通常使用で最大36時間、低電力モードであれば最大60時間のロングバッテリーは、通常のApple Watchのバッテリー(最大18時間)をはるかに凌ぎます。じゃあ、このロングバッテリーであれば長時間のアクティビティもずーっとトラッキングできるってことだよね?

221011ultrabattery_02

というわけで、朝5時起きで日本百名山のひとつ、大菩薩嶺に登ってきました!

Ultra vs Series 8、バッテリー比較勝負!

Apple Watchのワークアウトには「ハイキング」の項目があります。今回はApple Watch Ultraを装着した僕と、Apple Watch Series 8を装着した編集部員の吉岡さんとで一緒に山に登り、ハイキングのワークアウトを開始した状態でどれくらいバッテリーの消耗が違うかを比較してきました。

条件をフェアにするべく、お互い家を出るギリギリまでApple Watchを充電。8時50分ごろに登山口に到着しましたが、この時点で残りバッテリーには差が出ていました。

221011ultrabattery_03
左がUltra、右がSeries 8。

左がUltra、右がSeries 8。この時点からワークアウトを開始し、さらにバッテリーに負荷を加えていきましょう。また、ワークアウトと同時にルートバック機能(歩いた道筋を記録するコンパスアプリの新機能)と、登山アプリの「YAMAP」も併用しています。

221011ultrabattery_04

YAMAPの方はスマホアプリとの連携になりますが、地図をダウンロードしてあるため登山の途中で地図も確認していきましょう。それでは、ハイキングスタート!

気持ち良い秋晴れの山道を歩く

221011ultrabattery_05

トレーニングも兼ねて多めの荷物を持ってきたという吉岡さん。木漏れ日のなかをズンズン歩いていきます。今回のルートは上日川峠をスタートし、福ちゃん荘~唐松尾根~雷岩~大菩薩嶺~雷岩~賽ノ河原~大菩薩峠~富士見山荘~福ちゃん荘~上日川峠と帰ってくる、大菩薩嶺ルートの中でももっともシンプルな行程です。

221011ultrabattery_06

ものの30分ほどで福ちゃん荘に到着。ちゃんとワークアウトも動作していますね。さて、気になるバッテリー残量は…。

221011ultrabattery_07
左がUltra、右がSeries 8。

Ultraが94%、Series 8が85%。さて、この差がこれからの運動量でどれくらい変わってくるか。まだまだ歩きます。

221011ultrabattery_08

富士の山を一望できる唐松尾根を登り…。

221011ultrabattery_09

分岐点である雷岩まで到着! 時刻は10時37分、ワークアウト開始から1時間40分ほど経過しています。残りバッテリーはUltraが86%、Series 8が71%です。行程的には残り2/3といったところ。

また、Ultraのディスプレイは2,000ニトの高い輝度を持っています。そのおかげか、まぶしい稜線でもディスプレイが見にくいと感じることはありませんでした。街中ではその高輝度っぷりが実感しづらかったけど、過酷な環境だと効果を発揮しますね。

221011ultrabattery_10
左がiPhone、右がUltra。

YAMAPの状況はこんな感じ。アプリ側でのルート捕捉はもちろん、Apple Watchで見る地図のルート把握も問題なさそうです。実は初めてYAMAP使ったんですけど、Apple Watchがあると手首で簡単に地図が見れるのですごく便利でした。

後半戦、いきませう

221011ultrabattery_11

早めのお昼を食べて、後半戦といきましょう(休憩中はワークアウト一時停止)。ここからは気持ちの良い尾根歩きのあと、緩やかな下り坂へと進みます。

221011ultrabattery_12

西暦2000年に設置された、2000メートル地点。

221011ultrabattery_13

当日はこれ以上無い秋晴れで、見晴らしは最高。

221011ultrabattery_14

ルートバックを状況を見てみると、しっかり道筋が残っています。適宜ウェイポイントを打っていてまして、ディスプレイ上部に見える赤い点はお昼ごはんを食べた地点での記録ですね。万が一引き返したくなったら、このルートを頼りに道を戻ります。

221011ultrabattery_15
左がUltra、右がSeries 8。

尾根歩きのゴール、介山荘に到着。時刻は12時20分ごろ、残りバッテリーはUltraが64%、Series 8が51%

221011ultrabattery_16

あとは樹林帯をひたすら、もうひたすら下ります。影があって涼しい〜。

気になる残りバッテリーの差は…

221011ultrabattery_17

福ちゃん荘も通過し、無事に登山口まで帰還! これにてハイキングのワークアウトは終了です。さてさて、気になる残りバッテリーは…。

221011ultrabattery_18

Ultraが62%、Series 8が34%となりました! 約4時間20分のワークアウト行程となりましたが、かなりの違いが出ましたねぇ。もっと長い距離を歩く場合はさらにバッテリーを消耗するだろうし、アウトドア派にとってUltraのロングバッテリーは心強い味方となりそう。

221011ultrabattery_19
Apple Watch Ultraのワークアウトアプリで運動量を振り返る。

ワークアウト完了の図と、ルートバックの図。ルートバックの道筋を見ると、しっかりスタート地点に戻ってきているのがわかります。

221012map
左がUltraのルート、右がSeries 8のルート。

こちらはスマホのフィットネスアプリから確認した、ルート行程の様子。左がUltraのルートで、右がSerires 8のルートです。Ultraは2周波GPSに対応しているためルート記録の正確さに自信アリとのことですが、 この距離で見る限り精度的な違いは感じられないかなぁ。登山では谷道の方がGPSがズレやすいと言われているので、尾根付近は安定しやすいのかも。

221011ultrabattery_20

最後にYAMAPも終了。下山時に終了するの忘れて、下山から2時間以上経ってから終了してしまいました…。すれ違ったユーザーとか出るんですねー、面白い。

221011ultrabattery_21

最後は山から都内に戻ってきた19時ごろのバッテリー報告。朝の5時半ごろに家を出発してから約14時間経っていますが、Ultraが50%、Series 8が18%と、大差でフィニッシュしました。下山してからApple Watchでの操作は特にしていなかったので、家を出発→ハイキングワークアウト→下山→家に帰宅までの一連の流れを終えた最終バッテリーがこの値になります。

山から帰ってきても、まだ元気

やはり、最大18時間と36時間の差は大きい。当たり前のことですが、そう感じました。4時間ちょいのワークアウトを終えてもバッテリーが半分残ってるならまだこのあと何かできそうですし、夜に充電しそこねても翌日は低電力モードでなんとかなる可能性がある。

バッテリーのもちは心の余裕であり、「残りバッテリー大丈夫かな?」のストレスから開放されるのが、Ultra最大のメリットといってもいいでしょう。Appleのセールス表現があまりにもエクストリームスポーツを例に出してるので、「自分程度の運動量で使う資格があるのだろうか…」みたいな萎縮を与えてる感、あると思うんですよ。でも、36時間のバッテリーがあるApple Watchとだけ言われれば、やはり魅力。

221011ultrabattery_22

というわけで、おつかれ山でした! やっぱり山はいいねぇ。

Photo: ヤマダユウス型
Source: Apple