ノイキャンと低音重視ならこれで決まり。Boseの次世代完全ワイヤレス「QuietComfort Earbuds II」

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ノイキャンと低音重視ならこれで決まり。Boseの次世代完全ワイヤレス「QuietComfort Earbuds II」
Photo: Dua Rashid / Gizmodo

先月、Boseの完全ワイヤレスイヤフォンに最新型が登場しました。QuietComfort Earbudsの後継機、第2世代となる「QuietComfort Earbuds II」。発売時期が同じなので、AppleのAirPods Pro 2と迷っている人もいると思います。もちろんそれぞれに良さがあるのですが、QuietComfort Earbuds IIはやはりノイキャンが強い。公式が「世界最高のノイズキャンセリング」とうたっていますが、確かにそう言い切っちゃえるノイキャンレベル。米Gizmodo編集部のガッツリ使ってみたレビューを見てみましょう。


2年前にリリースされたQuietComfort Earbudsの後継機、「QuietComfort Earbuds II(以下、QC Earbuds II)」がついに出ました。2年待っただけあって、アクティブノイキャン(ANC)の強化、ケースのサイズダウン、音質向上など、しっかりしたアップグレードがされています。価格は299ドル(日本では3万6300円)。イヤフォンとしては間違いなく価格高めのハインエンド端末、でもそれに見合う価値はあると思います。

Bose QuietComfort Earbuds II

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Photo: Dua Rashid / Gizmodo

これは何?:Boseが世界最高のノイキャンと豪語する最新完全ワイヤレスイヤフォン

価格:3万6300円

好きなところ:フィット感よし、バッテリーもち上々、ANCすごすぎ、専用アプリのデザインよし、操作が直感的。胸にズシンとくる低音が最高。

好きじゃないところ:価格を考えると、周辺ノイズをそこまで抑えてくれないマイク、複数接続だめ、ケースのワイヤレス充電非対応など、音以外のところでがっかり。

必要最低限な同梱物

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Photo: Dua Rashid / Gizmodo

QC Earbuds IIのアンボックスは、そんなにテンションあがりません。同梱物が本当に必要最低限なものだけですから。本体、イヤーチップ3サイズ、バンド3タイプ、充電ケースに充電用USBケーブル(USB-A to C、30センチ)。充電ケーブルも編み込みナイロンタイプのちょっといいやつではなく、シンプルなやつ。価格帯を考えると、例えばクッション性のあるケースカバーや、フライトアダプター、せめてステッカーくらい入っていてもいいのにな。


充電ケースが縦型にチェンジ

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Photo: Dua Rashid / Gizmodo

イヤフォン本体は充電ケースにはいっています。個人的希望としては指紋がつきにくい加工のされたメタルケースがよかったのですけれど、実際はプラスティックで、残念ながら指紋めちゃつきます。とはいえ、第2世代としてケースのデザインは大きく変更されており、まず、横広から縦長に。そして、初代ではケースを閉じる時のカチっと感がなかったのが不満んでしたが、ここも改善されて満足のいくクリック感ある閉まり具合になっています。イヤフォンのケース出し入れも、ケースを充電するのも、初代よりも圧倒的にスムーズ。

ケースのデザイン自体は特筆すべきことはなく、ペアリングとバッテリー残量をしめすLEDライトがあるくらい。前にはBoseロゴ、後にはリセット/ペアリングボタン、底には充電ポート。私のレビュー端末はなんとなくボタンがくたびれている?つぶれている?感じがしてちょっと気になりました。これは個体差があるの?


遮音性の高さとつけ心地

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Photo: Dua Rashid / Gizmodo

QC Earbuds IIの耳馴染みは初代よりもずっとよくなっています。この装着感のよさは、イヤーチップとスタビリティバンドを組み合わせによって実現。

面白いのは、イヤーチップのフィット感をBoseの専用アプリ「Bose Music」でチェックできること。数秒で完了できちゃう簡単なポジショニングチェックで、チップのサイズがあっているかを確認してくれます。チップとバンドの組み合わせを変えつつ、アプリで最高のフィットを探してみてください。ちなみに、ここでいうフィット感とはつけ心地ではなく、イヤフォンと耳の遮音性の話です。

つけ心地の方のフィット感でいうと、もちろん悪くはないです。いいです。私の耳が小さいこと、イヤフォンのデザインがふっくらしていることで、大部分は耳から出っ張っているのですが、それでもスタビリティバンドのおかげでしっかり耳にはまってくれます。

リッチな低音、空間的な高音

QC Earbuds IIの音の良さは、BoseのCustomTuneテクノロジーによるところが大きいです。イヤフォンを装着するとユーザーの耳の穴を分析(トーン再生で、内蔵マイクが反響音をピックアップする)。この分析に基づいて、左右それぞれのイヤフォンを最適化し、パーソナルオーディを作り出してくれます。音の最適化は、毎回装着するたびに実施。ちなみに、Bose曰く分析のためのデータはイヤフォンローカルのみだそう。

iPhoneとイヤフォンの接続は数秒。接続でがっかりしたのは、この価格帯で複数台同時接続ができないこと。使用状況にもよると思いますが、これを不便と思う人は少なからずいるのではないでしょうか。

QC Earbuds IIは、ベース音を重視する人には間違いなく最高、文句なしのイヤフォンです。胸や喉に響く没入感ある重低音は感動もの。他者イヤフォンでもズンズンくる低音はありますが、低音だけ響かせときゃいいのではなく、全体的なバランスというものがありますから。そこはさすがBoseで、中音高音を消さずに響く低音のバランスが見事です。ズンズンすぎて音のディティールを失うこともありません。Gardenstateの『The Best Part』を聴いてみましたが、今まで何度も聴いてきたなかで、過去最高の音でした。

トレブル重視とまでは言いませんが、トレブルもしっかり考慮している音。高音は明るく空間的な印象をうけました。低音ほど高音が耳に残るわけではないけれど、意識がそちらに向くくらいの主張はあるという感じ。セレーナ・ゴメスの『It Ain’t Me』を聴いてみましたが、これまた過去最高のトレブルでました。

音質全体でいうと最高の一言。高音から低音まで、すべての音域に十分な幅と伸びがあって、つぶれていません。温かみのあるサウンドです。

直感的コントロール

イヤフォンの操作がシンプルでとてもわかりやすいです。タップ1回で再生・停止。片耳外しても同じ。タップ2回で曲送り、3回で戻し。上スワイプ/下スワイプで音量調整。タッチのレスポンスもよく、スワイプするスペースも十分でやりやすいです。音量だけは、指の動きと音の大きさに少しラグがあるので注意。また、タップとスワイプを認識ミスすることもありました。

Bose Musicから長押しタスク設定もできるのですが、モード変更と音声コントロール発動しか設定できずちょっと残念。設定の幅がもうちょっとあるといいのですけどね。とうか、それならもうデフォ設定にしておいてくれと言いたい。長押しタスクは左右それぞれ設定でどうせ2個しか設定できないわけですから。

世界最高のノイズキャンセンリング

QC Earbuds IIのアクティブノイキャンは世界超えちゃってます。家の近くにいつも子どもで大賑わいの公園があるのですが、ここで精神統一しようと思ったらオーバーイヤー型のヘッドフォンしか選択肢がありませんでした。が、QC Earbuds IIならイヤフォンでできてしまうことにびっくり!

ANCを使う時、選べるモードはQuietモードとAwareモードの2つ。まず、前者のQuietモードでは周辺音を消し(公園の子どもの声も、お家の洗濯機の音も)、世界から自分を切り離すことができます。低音よりも高音の方がANCの効きがいいように感じました。AirPods Pro 2は、車の音など低音の効きがよかったので、ここは逆。低音だけでいうと、QC Earbuds IIはAirPods Pro 2ほどはありません。Pixel Budsと比較すると低音は引き分け、高音は圧勝です。

Awareモードは周辺音を取り込むので、世界とつながりつつ音を楽しみたい時によし。ActiveSenseテクノロジーが、うまいこと周辺音とイヤフォンからの音をバランスしてくれます。

マイクがいまいち

QC Earbuds IIのマイクをテストするため、彼氏に電話してみたところ、私の声は申し分なく聞こえたものの、何度か公園の子どもの声も聞こえたそう。周辺音を抑えるのは、QC Earbuds IIのマイクの得意タスクではないようです。また、声が遠く聞こえたとも言っていました。

シンプルでバランスのいい専用アプリ

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Screenshot: Dua Rashid / Gizmodo

専用アプリって、時にやりすぎなことがありますが、Boseはクリーンでシンプルに上手くまとめています。デザインもいいし、インターフェースも使いやすくて好感。

アプリでは先述のANCのデフォルト2モード以外にも、ノイキャンと周辺音のバランスを自分で作ることができます。お家用とか、夜道用とか名前をつけて保存可能。追加できるのは2モードまで。

イコライザー設定もあり、ベースブースト・トレブルブーストなどのボタンから選ぶか、自分でマニュアルでいじるかです。

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Screenshot: Dua Rashid / Gizmodo

ワイヤレス充電なし、防水あり

公式スペックはバッテリーもち最大6時間+充電ケース18時間の、合わせて24時間となっています。レビューのテストでもほぼこの数字と同じ。バッテリー持ちはいいとして、この価格でワイヤレス充電非対応なのがやっぱり残念。代わりにと言ってはなんですが、20分充電で2時間連続再生できるそうなので、まぁ致命的とは思いませんが。防水はIPX4、つまり汗や水飛沫程度なら大丈夫です。

買い?

全体的には満足感の高いプロダクトです。ただ、価格を考えると複数台接続ができないこと、ワイヤレス充電非対応なことがひっかかります。マイクも、もうちょっと音がシャープならよかったし、同梱アクセサリも少ないし。逆に言えば、不満があるのはそれだけ。ケースの形、イヤフォンの装着感、バッテリーのもちなど、初代からしっかりアップデートされているものも多いです。ANCは文句なし、ヘッドフォンにも匹敵する素晴らしさ。ノイキャンと低音を重視する人は、まちがいなく買いです。そこに重きを置かない人は、もうちょっと迷ってみてください。

Source: Bose

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