昔のガラケーのみたいな「パカパカ」じゃないんだ。「Galaxy Z Flip 4」を開封&触って思ったこと

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  • author そうこ
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昔のガラケーのみたいな「パカパカ」じゃないんだ。「Galaxy Z Flip 4」を開封&触って思ったこと
Photo: かみやまたくみ

なるほどな。

初代は要注意。ガジェットあるあるです。初代はあくまでアーリーアダプター向けで、まだ洗練されておらず、普通に使うにはちょいちょい問題がある。新しいガジェットは第2世代を待ったほうがいいということ。

2019年、Galazy Z Foldが出た時、世界のガジェット好きが大注目しました。が、期待と不安は、どちらかというと不安の方が的中し、画面のヨレ保護フィルム剥がしちゃったという点に話題は集中。まさに初代は要注意を地で行く端末でした。2020年、折りたたみ縦Ver.のZ Flipが登場し、「やっと日常使いできる折りたたみスマホ」と、米Gizmodoレビューも上々。同じくZ Flod 2もリリースされ、初代よりも格段に使い勝手がアップし、米Gizmodoの自腹長期レビューでも「折りたたみ普通に使えるぞ!」という結論が出ました。

2021年リリースのZ Fold 3/ Z Flip 3を経て、Netflixオリジナルリアリティ番組『セリング・サンセット ~ハリウッド、夢の豪華物件』で、クリスティンがZ Flipらしき端末を使っているのを見て驚きました。とうとう、ガジェガジェしくない人も(PR案件かもだけど)使うようになったのか!と。なので、満を持して触ってみました、Samsung折りたたみスマホの最新機種、Galaxy Z Flip 4

スマホのレビューやファーストインプレッションだと、デザインやソフトのUIはもちろん、最近はカメラがメインになることも多いです。が、今回は純粋に折り畳めるハードというとこに全集中して2時間触った感想です。せっかくリアルで触るなら、開閉具合や手の馴染み、カバンやポケットの収まりと、Flip独自の特徴だけにまずは集中したかったのです(ネットにもつないでません。内容には関係しませんが、楽天版です)。

ヒンジのデザイン良し。力強し

外観デザイン良し。良いの一言。触った端末のカラーは「ボラパープル」なのですが、淡い紫がとにかく綺麗で高級感あります。マットな仕上げは、開閉で端末全体を手でよく触るだけに指紋がつかなくていい。高級な名刺ケースや文房具、メイクパレットみたいな印象。何より、そこそこ分厚いヒンジのデザインが良いんです。ヒンジと言ってしまうのは躊躇うほど、本の背表紙のよう。

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Photo: かみやまたくみ

ヒンジの力が強いので、開閉の途中いろいろな角度で止まるのが魅力です。いい塩梅の角度で止めておけるので、テレビ通話や撮影はアクセサリなしで完結。これは、初代が出たとき=触る前からいいなと思っていたポイントでしたが、触って実感しました。

このヒンジが、モノとしては、折りたたみの最大の魅力です。ただ、この魅力は最大の欠点にも結びついてしまうのですが…。

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Photo: そうこ

片手では開かない。昔のガラケーのような「パカパカ」はない

角度調整できる強めヒンジということは、昔のガラケーにあった吸い付くようなパカパカ感はないということ。ちょっと力いれるだけで、すっパカーンと閉まっていた(指挟むこともあったくらい)の、あの閉じ方はできません。米Gizmodoのレビューでは、バチコーンと閉めるのが小気味良いとありますが、正直まったくそんなことないです。パチーンというよりは、最後までしっかり自分の力で丁寧に閉める・開けるという感覚です。世代によっては懐かしい「あのパカパカ」を期待していると、ちょっとがっかり。

パチーンと閉じる感覚的な話ではなく、欠点と言っても過言ではないのが、強ヒンジによって片手では開けられないということ(閉じるのはできる)。これ、手の大きさの問題ではなく力の問題。なので、親指つりそうになりつつ、ヨイショォォォっと力いれて押し上げればできないこともないですが、不自然。さらに、爪が伸びていたり、パーツをあしらった凹凸のあるネイルデザインをしていると、スクリーンへの負荷がすごそうで怖いですね。怖くてできない。

最近はスマホ大きめ派=そもそも片手使用を想定していない人も多いので、片手で開閉できることに重きをおくかどうかは個人差あると思います。それでも、閉じると片手に収まるサイズなだけに、片手で完結しないのはやっぱり残念

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Photo: かみやまたくみ

長い。落とす。

Z Flipは縦折りなので、開くと長いんです。当然そうだろうとは思っていましたが、これが思っていたよりも長い。iPhone 14 Pro Maxのサイズは77.6ミリx 160.7ミリ。対して、Z Flip 4は開くと71.9ミリx 165.2ミリ。最大サイズのiPhoneよりも長いんです。しかも細い。数字で見るよりも、感覚としてはもっと長い。

開き切った状態で、手に持つとはみ出している部分が多くなり、ちょっとしたことで頭の重さでバランスが崩れ、非常に落としやすい(開閉問題と違って、こちらは手の大きさによる)。ちょっと角度つけると一気に持ちやすくなりますが、果たして角度つけた状態でどれだけ使うでしょう…。(その後ネットワークに繋いであれこれしてみると、結局スマホ使う時は開き切った状態が多いような。)

結果、開閉を(面倒くさがって)片手でやろうとしたり、開き切ると長かったりで、非常に落っことしやすい端末な気がします。何度も落としてヒヤっとしたけど、ソファの上で助かった!

保護シールやパッケージ、なんとかせい!

最後になりますが、とても気になったので言わせてください。

パッケージや保護シール、改善の余地ありすぎるだろ! まず、アンボックスの最初の最初、箱の封となるシールを剥がすと、箱の外装も一緒に剥がれちゃう。ハイエンド端末で本体が美しい分、箱のシールにベリっとついた紙の哀れさよ…。

次に、端末再度をぐるっと囲っている透明のシール?、これを剥がしていいのかよくわかりません。特に、Fold初代で「剥がしちゃいけない保護レイヤーを剥がしてしまう人続出問題」、後継機でも「デフォでついている保護シートが弱点」という話を知っているだけに、確認せずにペラペラ剥がせません。スクリーンのシートは剥がしやすいようタブが付いていたので躊躇なく剥がせました。

剥がすべきものにならば、小さくてもタブをつけてほしいな。結局、剥がすんだろうなと思いつつ、怖くて剥がせないまま。逆に、もし剥がさない想定ならば、触り心地悪くて指に引っかかるし、使って2時間ですでにちょっと剥がれたんですが…。

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Photo: そうこ

一勝一敗な気持ち

カメラとか、UIとか、スクリーンの折り目とか、外ディスプレイとか、顔&指紋のダブル認証はやはり最強とか、そういうスマホにおいて一番大切な話は抜きにして、純粋に折りたたむモノとして触った2時間の感想を一言でまとめると「一勝一敗」。

小さくなるからポケットやカバンで場所とらない、開閉を好きな角度で固定できるのは予想通り素晴らしい。一方で、思っていた以上に片手では扱いづらいことにはがっかりしました。箱から出して最初の1時間で気持ちは上昇、次の1時間であれ?と下降。だから一勝一敗。

これはあくまでファーストインプレッション。前情報(初代からZ Flip 3/Fold 3)で頭でっかちになって、ついに触ってみた話。ネットワークに繋ぎUI含めて長く使ってみたら、果たしてどうでしょう。ちなみに、最後になりましたがスクリーンの折り目は(角度によってうっすら見えますが)やっぱりまったく気になりません。

Source: Samsung