パッと見、何か全然わからないものばかりです。
今年で48回目となるニコン主催の顕微鏡写真コンテスト「ニコン・スモール・ワールド」。顕微鏡写真は、あまりに詳細でまったく思ってもいないような姿に見えますし、なんならゾワゾワしてしまうんですが、でもとにかく美しい! 顕微鏡写真ということで、コンテストに出品しているのは写真家はもちろん科学者や研究者が多いのもおもしろい点です。こちらで2022年のトップ20受賞者の写真が見られます。その他のちょっと気になる作品を一枚ずつ覗いていきましょう。

キャンドルが溶ける時に放出された未燃炭素粒子。

メキシコサンショウウオですね。美しい色の神経細胞まで見えます。

ハエトリグモ。こんなにカラフルで毛むくじゃらなんですね。

歯医者さんで使う歯を削るドリル。先端はダイヤモンドでできています。

イソギンチャクの赤ちゃん。でもプランクトンに食べられてお腹の中にいるところです。

キノコの仲間の変形菌。サバイブするために体の形を変えながら生きています。

ものすごい怒ってるボスキャラみたいなこちらは、オオアリ。赤い目のようなところは、実は目ではなくて触覚。目はもう少し後ろについています。

ラズベリーにくっついている菌。カラフルなのでディスコ菌とも呼ばれるそうです。

何かの花に先っぽとかかなと思いきや、アシナガバチの毒針!

ユリのおしべ。ここから花粉が作られます。

ヤエヤマイチモンジという蝶々の卵。トゲトゲですね。

りんごや梨などに寄生する菌。ガッツリくっついてますね。

ネズミの心臓です。血を運んでいる血管がよく見えます。

SF映画の異次元の世界への入り口みたいに見えますが、苔の胞子嚢です。

ゼブラフィッシュという魚、生後72時間で発育途中の顔。

ジュラシックパークのでっかい飛ぶ恐竜かと思いきや、ドミニカで発見された2000万年前の琥珀に紛れ込んだ羽虫。

これもめちゃくちゃ怖いラスボス感ありますね。キバネツマルリタマムシという虫の顔です。玉虫というだけあって、色が本当にキレイ。

線虫系かなと思ったら、絡まった人間の髪の毛だそうです。

ステンドグラスみたいですけど、これなんとアイシャドー。

色がかわいいフルーツっぽいですが、オシロイバナのおしべ。