ユーロラックやガジェットシンセをリリースしている米西海岸の楽器メーカー1010musicが、「nanobox | razzmatazz」なるちょっと楽しげなリズムマシンを発売しました。
このnanoboxですが、今年初頭にウェーブテーブルシンセ「nanobox | fireball」、グラニュラーシンセ「nanobox | lemondrop」が発売されており、razzmatazzはシリーズ第3弾ということになりますね。
自由自在に新たなリズム音を生み出せる

ポイントはやっぱり手のひらサイズのコンパクトさでしょう。名前が示すようにラズベリーっぽい色味もかわいい。そんなルックスなんですが、機能的にはかなりパワフル。2インチのタッチディスプレイと2個のノブを備えており、操作感もいい感じです。

ディスプレイにはステップシーケンサーや音色エディット画面が表示されます。本体には120種類のプリセットキットと8トラックのシーケンサーが内蔵されており、これらの組み合わせだけでも簡単にビートメイキングができます。ジャンルもダブ、テクノ、IDM、ロック、ソウルとなんでもあり状態。もちろんオリジナルリズムを打ち込んでいくことも可能です。

さらにFM音源とサンプル音源を扱えるので、自分好みのパーカッションサウンドをエディットすることもできます。フィルターやEV、ビートクラッシャー、ディレイや歪み系などのエフェクトを駆使して、バーバリックなリズム音を生み出すことも可能です。サンプルはライン入力から最大30秒まで録音することができるほか、micro SD経由でWAVの読み込みもできます。
映像をチェックしたところでは、かなりフレキシブルな使い方ができるし、ライブパフォーマンスにも強そうですね。小さいから持ち運びも簡単ですし。他のnanoboxシリーズと組み合わせて、テクノ〜エレクトロなどのトラックメイキングなどに使い倒したいところです。
価格は399ドル(約5万8500円)。
Source: 1010Music