そろそろなのかな…?
DigiTimesによれば、Apple(アップル)は来年3月にもARヘッドセットの大量生産をスタートさせるとのこと。発表はその翌月、4月の可能性あり。著名アナリストのミンチー・クオ氏による、Apple MRヘッドセットは2023年第2四半期という予想とかなり近いですね。
一般向けじゃなくて商業向けらしい
Appleは毎年6月頃にデベロッパー向けカンファレンスWWDCを開催しますが、初のヘッドセットの発表は、これだとカンファレンスを待たずに行なわれるということになります。というのも、どうやら初VR端末は一般消費者ではなく商業用みたいなんです。価格も高め設定なうえ、年間出荷台数も70万から80万台とかなり低めに設定されているそうで、実際に手にとって体験できる人はもちろん、ソフトの開発に携われる人も限定されるのかもしれません。
Apple VRヘッドセットの最終組立を単独で担うのは、台湾の電子機器メーカーPegatron。市場や台数に制限を設けて初代を送り出すことに対し、ネタ元のMacRumoursは、将来的AR・VRプロダクトを見据えて、まずは生産する上で技術的なキャパを確認するという意味があるのではと解説しています。
Appleのティム・クックCEOは、「一般的な人がメタバースが何かを説明できるとは思えない」と発言しており、バーチャル世界で新たな社会を育むことに対しては批判的な意見をもっているようです。もし、DigiTimesの報道が正しければ、まずは商業用から始めることで、普通の人がだんだん使用するシーンをイメージできるようになればと考えているのかもしれませんね。
Source: DigiTimes via MacRumors