ネットフリックスが広告プラン開始:確認しておきたいことまとめ(対応端末、ソフトウェア、視聴可能コンテンツなど)

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ネットフリックスが広告プラン開始:確認しておきたいことまとめ(対応端末、ソフトウェア、視聴可能コンテンツなど)
Photo: Shutterstock.com

2022年は、苦難と激動の一年となっているNetflix(ネットフリックス)。

始まりましたね。Netflix起死回生の一手とされる「広告付きベーシックプラン」。11月1日から順次提供開始で、今月中にまず12カ国でスタート。日本では、昨日、11月3日に始まりました。

週末を前に、これを機に始めてみようかなという初Netflixの人、プラン変更で節約しようかなという既存ユーザーに向けて、広告プランについてまとめたので検討事項としてどうぞ。

1. Netflix広告つきベーシックプランとは?

2. 広告はどれくらい表示される?

3. 対応端末に要注意!

4. コンテンツに制限あり

5. 広告ありからなしにプラン変更できる?

6. なんで広告つきプランを始めたの?

7. 広告プランは成功しそう?

1.Netflix広告つきベーシックプランとは?

Netflixが、ついに初めて導入した広告つきプラン。広告つき「ベーシック」プランとなっており、既存のベーシックプランより安い値段設定が魅力です。広告プランが新たにひとつ加わって、日本で提供されるプランは以下の4つに。

広告つきベーシック:月額790円

・ベーシック:月額990円

・スタンダード:月額1,490円

・プレミアム:月額1,980円

それぞれのプランで、同時視聴可能端末台数、画質、ダウンロード、視聴コンテンツに違いがあります。詳しくは公式ページで。

2.広告はどれくらい表示される?

広告つきプラン発表時、Netflixは、CMひとつは15秒から30秒程度で、流れる時間は1時間につき総合4〜5分程度だと話していました。広告挿入タイミングはコンテンツの前と途中MediaRadarのリサーチによれば、これは競合他社とほぼ同じくらい。さっそく広告つきプランであれこれ見たというThe Vergeも、実際のCM量は事前情報と同じだったと話しています。ただ、The Vergeいわく、いつCMが入るかは予想できないとのこと。まったくCMが入らないコンテンツもあれば、冒頭のみ入るのもあり、はたまた冒頭と途中で入るものもあるといいます。画面にCM終了(コンテンツ再生)までのカウントダウン表示はあるものの、CMが何個表示されるかもわかりません。

他サービスだと、「1/3」などCM個数とカウントダウン表示がセットになったわかりやすいものもあるので、Netflixの今後に期待。

3.対応端末に要注意!

注意したいのは、現時点では広告つきプランには対応していないOS、端末があるということ。

以下、ポイントをまとめました。

・iOS:iOS 15以降のiPad、iPhone、iPod touchで対応

・Android:Android 7以降のAndroid端末(スマホ、タブレット)で対応

・Winパソコン:Netflixアプリは非対応。ブラウザで見よう!

・Mac:なぜかNetflixアプリがないので、今まで通りブラウザで。

・Chromecast:Chromecast with Google TVのみ対応

・Amazon Fire TV/ Stick:対応(アプデしておこう)

・PlayStatoion:PS 4以降対応

・Apple TV:非対応!

スマートテレビはもちろん対応していますが、端末の再起動やソフトウェアアプデが必要な場合も。対応端末と対処法は公式ページにまとめられています。もし、画面に「広告つきベーシックではサポートされていません。」というメッセージがでたら確認を!

4.コンテンツに制限あり

広告なしの3プランは、画質に違いはあれどすべてのコンテンツを見ることができます。が、広告つきベーシックプランでは、一部提供されていないコンテンツがあります。コンテンツ画像の右上に赤いロックのアイコンがでているものは広告つきプランでは見ることができません。

5.広告ありからなしにプラン変更できる?

もちろーん! むしろ、制限コンテンツを見ようとすると、広告なしプランあるよ!と誘導してくれます。広告つきプランは、あくまでも4プランの1つという位置付けなので、今までと同じようにプラン変更はすべて可能。

6.なんで広告つきプランを始めたの?

長い間、広告プランは考えていないと発言してきたNetflixですが、そうも言ってられなくなってきました…。今年冒頭、10年で初めて会員数が減少。株価下落、リストラと、Netflixの暗いニュースが続きました。戦争の影響、ライバルの台頭、アカウント共有など、理由はいろいろあるのでしょうが、Netflix復活作戦として打ち出されたもののひとつが、広告ありのちょっと安いプラン。

今後、アカウント共有プランも投入される見込み(ちなみに、ちょっと持ち直して、2022年第3四半期は会員数は240万人アップ、来期はさらに450万人増見込み)。

7.広告プランは成功しそう?

始まったばかりですが、すでに専門家の間では意見が割れています。ネットエンタメ系アナリストのLaura Martin氏は、短期的には利益減する可能性があるが、会員数増加には役立つと予想。また、別のアナリスト、Joanna O’Connell氏は、広告導入の方法によっては大火傷と不安視しています。やり方を間違うとブランドに大きな傷がつくぞ、とのこと。メディアアナリストの Michael Pachter氏は、広告という新たな収入源で、既存ユーザーがプランをダウングレードしても、プラマイでバランスがとれるとしつつ、広告ビジネスでマネタイズに成功するには長い時間がかかるとコメント

アクセンチュアの調査では、ストリーミングサービス利用者の63%が利用料が「高すぎる!」と回答。Insider Intelligenceは、世界には200を超えるストリーミングサービスがあると予測しており、2021年第2四半期、平均して大人ひとりにつき8サービスほどを利用。これは2016年の約2倍だそう。

業界が成長し、サービス数が膨らみきっている今、Netflixの新プランは、さてどう転ぶのでしょう。