嘘とジョークを見抜ける人でないとTwitterは難しい。存在しないダニエル・ラドクリフのアカウントが停止された?

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  • author Jody Serrano - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岩田リョウコ
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嘘とジョークを見抜ける人でないとTwitterは難しい。存在しないダニエル・ラドクリフのアカウントが停止された?
Image: Shutterstock
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パロディとジョークに埋もれた真実を見抜けなきゃいけない時代。

イーロン・マスク氏が舵を取ったTwitterが、パロディアカウントはパロディと明記しない限り永久凍結していく方針が報じられています。今回はハリーポッターのダニエル・ラドクリフのアカウントがパロディだとして凍結されちゃった報道があったけど、そもそも彼はSNSをやっていないし、全部がジョークだったというニュース。

替え歌やパロディ音楽で有名なコメディアン・ミュージシャンであるウィアード・アル・ヤンコビックが流したデマ情報を、一部メディアが信じて報道してしまったんです。一体なんでそうなった...?

今回の経緯

今週初め、ウィアード・アルがラドクリフくんのアカウントが凍結された!とTweet。まずこの二人の関係はというと、ストリーミング配信サービス「Roku」で公開されたWeird: The Al Yankovic Story』でウィアード・アルを演じるのがラドクリフくん。まさにラドクリフくんがウィアード・アルをパロって演じているわけですが、ウィアード・アルが「ラドクリフのアカウントが凍結された!彼がパロディしているなんて明らかすぎるのに!」と嘆きのTweetをしています。

これまでにマスク氏の方針を茶化して「Elon Musk」とパロディでアカウント名を変更したコメディアンのキャシー・グリフィンのアカウントが本当にすぐに凍結されてしまったこともあり、ラドクリフが映画内でウィアード・アルを「パロディ」していることでTwitterの規則に引っかかって凍結されてしまったというウィアード・アルのTweet。

いや、映画で実在の人を演じたからTwitterのパロディ違反で凍結って、そんなことある? と思いますよね。ありませんよ、ウィアード・アルの冗談。でも今のイーロン・マスクならそこまでやりかねない! と信じたメディアが、ニュースとして報じる事態に。

そもそもダニエル・ラドクリフはSNSをやらない

でもまず、ラドクリフはソーシャルメディアを一切やっていないんです。だから、その凍結されたアカウントもまず、彼のものではないんですよね。しかも今回ウィアード・アルが凍結されたと言ったラドクリフくんのアカウント「@danielradcliffe」は2011年からずっと凍結されてるんです。

その証拠に、ラドクリフくんは過去のインタビューでもソーシャルメディアは一切やっていないと何度か明言しています。2019年のインタビューでは、自分はソーシャルメディアでケンカをしてしまうタイプだから、そうならないようにアカウントを作ることもしていない、と言っています。「もしソーシャルメディアで僕を名乗っているアカウントがあっても、それは僕じゃないから、自由にどうぞ!」と話しています。

でもTwitterをやってみようかなという気にもなったことはあったそうで、でも始めたらたぶん「ダニエル・ラドクリフがTwitterでフォロワーとケンカしてる」っていうニュースをみんなが見ることになるだろうからやっぱりやめといた、と語っています

さすがコメディアンでパロディのプロ、ウィアード・アルです。今のTwitterを取り巻く状況を上手に使った冗談でした。