社員の半分が解雇されたTwitterで、誤って解雇された社員が何人も呼び戻される

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社員の半分が解雇されたTwitterで、誤って解雇された社員が何人も呼び戻される
Image: Shutterstock
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なんじゃそりゃ。

Twitter社員の半分、約3700人を今月の4日にレイオフしたイーロン・マスク新CEO。解雇された社員は、何の予告もないまま会社のメールアドレスとパソコンが使えなくなってSlackから締め出され、そこで初めてクビになったのを知るという、寝耳に水な展開が続いています。そんななか、解雇は間違いだった、会社に戻ってきてくれ!と上司に言われる社員が何十人も現れ、混乱を加速させているんです。

Bloombergによると、うっかり解雇には次の2つのパターンがあるとのこと。

・単なるミスによる解雇

・解雇して初めてコアな機能の運用に必要な人材とわかった

はたして解雇された社員はTwitterに戻るんでしょうか…。

消えた主なチーム

ちなみに今回、畳まれたり骨と皮になったのは次の各部門で、いろいろと、ありえない削減も混じってます。

・人権チーム:世界の紛争地域で弾圧される人たちを守るチーム→消滅

・ML(機械学習)の倫理・透明性・アカウンタビリティのチーム→消滅

・インターネット技術チーム:存続はしたけど「骸骨」状態

・障がい者のアクセシビリティUX開発チーム→消滅

・キュレーションチーム:Moments機能担当チーム

・コミュニケーション部門:部門ごと消滅

一般の反応を見て、これはヤバいと判断し「うっかり」ってことにして社員を呼び戻そうとがんばっているのかも。…と考えてしまうのはひねくれすぎ?

社員はBlindでガス抜きしながら情報交換、訴訟準備

会社や新オーナーからは説明らしい説明がないままなので、レイオフされた社員たちはBlindっていう企業評価サイトなどで情報交換をしながら、集団訴訟の準備中です(集団レイオフはカリフォルニア州の場合、60日の事前予告が必要。法廷ではTwitterに勝ち目はないと見られている)。

上司から「君クビになったの?」と聞かれて「チームに誰が残るか知らないんかい」と呆れる社員もいれば、会議の途中でアクセスがブロックされた社員もいる様子です。こちらは「寝てる間に解雇されてたよ」というエンジニア。

ネットには、ハロウィンのNetflix新作ホラー「テキサスチェーンソー」っぽくイーロン・マスクを加工した画像が広まっていて、すっかり悪者です。持ち株を手放さずに第3の株主として残った元CEOのジャック・ドーシーは「規模拡大を急ぎすぎた自分の責任だ」と謝罪のツイートで助け舟を出していますが、かくいうドーシーもTwitterの「次」狙いで別のSNS「Bluesky」を立ち上げてたりするので(2日で3万人以上が登録)腹の内まではわかりません。単に持ち株がパーになるのを避けたいだけなのかもしれないし、そもそもイーロン引き連れてきた張本人ってことで社員の中ではかなりの嫌われようだったって話です。

イーロン・マスクが半分を解雇した本当の理由

カオスの連続ですが、このプロセスのなかで人員整理を急ぐ本当の理由がわかる数値もいろいろ出てきました。イーロン・マスク、こう言ってるんです。

「Twitterは1日に400万ドル(約約5億8880万円万円)以上の赤字を出している。残念だが、ほかに選択肢はないのだ」

しかもTwitter買収資金440億ドルのうち会社名義の借金は130億ドルで、その利息だけで年間10億ドル以上が消えますが、Twitterのキャッシュフローは昨年10億ドルを切っているんですね。エンジニアとのミーティングでイーロンのアドバイザーは、インフラ経費だけで1日100万~200万ドルのコストカットを要求してきたらしくて、かなり厳しそう。さらにレッドバードと呼ばれるプラットフォームとインフラ担当部門も大規模削減するらしいです。

これだけのカットで会社がまともに機能するのか、不安を抱える広告主は広告出稿を見合わせる様子で、GM、フォード、フォルクスワーゲン、米アウディのみならず、ファイザー、ユナイテッド航空、アウトドアのREIなどにまでその動きは広まっています。

(2022年11月8日10時:編集時の誤りのため、〜1日に4万ドル→400万ドルに修正しています)

Source: Twitter, REUTERS, blind, NEW YORK POST