2022年10月17日の記事を編集して再掲載しています
9月、ブラジル法務省は、Appleに対しブラジル国内で充電器なしでのiPhone販売を停止するよう命令。1200万レアル(約3億300万円)の罰金をAppleに課していました。が、今度は、罰金約27億円。
充電器なしiPhoneについてAppelを訴えたのは、ブラジルの消費者や市民などで結成した団体。ブラジル裁判所の判決は、Appleに対し充電器なしでiPhoneを販売した罰金として1億レアル(約27億円)。また、ブラジル地元メディアによれば、すでに充電器なしのiPhoneを購入している人(2020年10月13日以降)には充電器を提供するよう求めるとともに、今後は充電器同梱でスマホを売ることが求められるようになるとのこと。つまり、Apple大惨敗。
Appleは充電器を同梱しない理由を、炭素排出量減少の取り組みと説明していますが、ブラジルの裁判所は、これを「グリーンイニシアティブの名の下に、かつて同梱されていたものを別途購入させるよう消費者に強いた」として一刀両断。
充電器同梱は電子ゴミを減らすため、Appleに限らず他企業も取り組む世界的な流れであり、ブラジルの判断は逆行しているように感じますが…。こうなると、もっと早いとこUSB-C充電一本化しておけばよかったのにと思わずにはいられませんね。
Appleは、今回の判決に対して上訴する考え。
Source: MacRumors