「AIでも人の写真や音声を加工するなら許可とってね」中国の新ルールがかなり厳格

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「AIでも人の写真や音声を加工するなら許可とってね」中国の新ルールがかなり厳格
Image: shutterstock

今年はAIが楽しい1年でした。AIアートにチャットと大活躍ですが、楽しいだけで終われないのがAIという存在。1番やっかいなのは、その技術が向上しすぎて、本物なのか偽物なのか判断が難しくなっていることです。そこで、中国がディープフェイク対応策ともいえる規制を年明けから導入。画像や音声を編集する場合、本人の同意が必要となります。

個人の声や画像の修正・編集に許可が必要に

中国メディアの報道によれば、ディープフェイク対策は、中国サイバースペース管理局によって2023年1月10日施行。個人の声や画像データの修正、編集には同意が必要なのですが、ここでいう編集は「ディープ統合プロバイダ」によるものが対象です。

当局のいうディープ統合プロバイダとは、ディープラーニングアルゴリズムやARによるテキストやオーディオ、画像、動画の生成のこと。これらの技術を使うなら、データの元となっている音声や画像の本人に許可を得てねという話。これは、国民をネットのなりすましや悪意あるフェイクコンテンツから守るのが目的です。中国当局は、ディープラーニングなどの技術の素晴らしさは評価した上で、規制することで悪用させず、合法的に技術を活用できることを広めたい考え。

ディープフェイクを懸念するのは中国だけではありません。有名人のフェイク動画はもちろん、政治的に悪用されてしまうと、政治家・政権は大きなダメージを受けることも。中国の規制はときにエクストリームではありますが、これがうまく機能すれば、ディープフェイク対策のひとつの成功例として世界で参考にされるかもしれません。

そもそも悪用しないディープフェイク、たとえば映画の特殊効果などエンタメ分野ならば、それが作り物とバレちゃっても問題はないはずなんですよね…。

Source: SCMP