操作を覚えた犬はどんどん上達。
昔からデパートの屋上や、ゲームセンターに置いてあるゲーム「モグラ叩き」。老若男女ほとんどの人が遊んだことがあることと思いますが、イギリスのスタートアップJoipawが、犬のためのテレビゲーム「モグラ叩き」を開発しました。
オヤツ目指してモグラをタッチ
タッチパネルは耐ヨダレ仕様となっており、ペロっと舐めても鼻が濡れていても問題ありません。「モグラ叩き」以外にも、ふたつの画像でどちらの泡が多いかを選ぶゲームもあります。成功すればオヤツが出てくる仕組みで、犬はそのためにゲームを覚えるようになります。
このゲームはまだプロトタイプではありますが、モーションセンサー付きの首輪で操作するゲームも検討されているんですって。
健康増進に役立つようだ
開発の動機は、ゲーム好きで愛犬家の共同設立者アヴダー氏の犬が、仕事で忙しい時でもかまって欲しがる姿を見て思い付きました。そして同氏は、2017年に行われた犬用タッチスクリーンゲームの研究報告を読み、犬用ゲームが潜在的に犬の健康増進に役立つことに気づきました。退屈を紛らわせるだけでなく、認知症の予防に役立ったり、避難所などですることがない犬を活動的にするなど、人間同様の効果が期待されています。実際、人間にもアルツハイマーと認知症の改善に、『ダンレボ』のようなゲームの訓練が効果的という研究があるくらいですからね。
最初が大変
犬は最初、モニターで何が起こっているのか理解ができません。なので初めは画面にピーナッツバターを塗って、モグラを認識させるところからの出発となります。猫なら動くものを追うから簡単そうですが、犬は習性が違うのでそう上手くはいきません。
発売時期は未定ですが、現在はコンソールとトラッカーが50香港ドル(約900円)の頭金で予約できるようになっています。なお、本機は買い切り型とサブスクの両方でリリースを検討中だそうです。

もちろん、ピーナッツバターは別売りですよね。
Source: YouTube, Instagram, Joipaw (1, 2), ResearchGate via Futurism, AXIOS