ずるっこ!
今月6日、Metaの監査機関が50ページを超える報告書を提出。「Xチェック」と呼ばれる投稿内容のモデレートシステムに関するもので、有名人に対しての投稿内容のチェックはやっぱり激甘だったと結論づけられています。
VIP専用チェック、それが「Xチェック」
クロスチェック、Xチェックの存在は、昨年のウォール・ストリートジャーナル紙の報道によって明らかになったもの。Xチェックとは、簡単にいうとVIP専用のチェック方法で、セレブ、インフルエンサー、政治家、企業など一部アカウントの投稿内容がSNSポリシーに違反していないか、AIではなく人間が特別にチェックすることになっていました。
実はノーチェック状態だった
が、人の手によるチェックがAIよりも正確かどうかも怪しい上に、削除までに長い時間がかかっていたことが判明。その上、実際のところ、ほぼノーチェックの激甘状態だったこともあり、有名人が明らかにエコ贔屓されているとWSJは指摘。今回の監査によって、報道の内容がほぼ正しかったという報告となりました。これを受け、監査機関はXチェックシステムの見直しと透明化をMetaに求めています。
Facebookは、投稿内容のチェックについて、政治家の投稿にはファクトチェックをかけないというポリシーも物議をかもしています。プラットフォーム上の平等性や秩序を守るためのコンテンツチェック。それが抜け穴だらけとなれば、有識者だけではなく一般ユーザーからも批判の声が高まりそうですが…。