節水につながるから地球でもニーズがありそう。
宇宙に行くのは大変なこと。でも、宇宙での身体のお手入れも大変なんです。そこで日用品メーカーColgate-Palmolive Company(コルゲート・パーモリーブ)は、NASAと宇宙法協定を結んで、宇宙飛行士が低軌道にいようと、長期的なミッションに携わっていようと、清潔を保てる新たな衛生環境を提供すべく研究を始めることにしたんですって。
少量の水で使えるアイテムを開発か
この協定によって、コルゲート・パーモリーブは研究だけでなく、国際宇宙ステーションでソリューションをテストできるようになったとのこと。同社はプレスリリースで、少量の水だけで使える口腔ケアやスキンケア製品、宇宙までの旅に耐えられる持続可能なパッケージの研究に興味があると述べています。
元宇宙飛行士がアドバイザーに就任
「NASAとの関係にワクワクしています」とプレスリリースで語るのは、同社のチーフテクノロジーオフィサーであるステファン・ハビフ氏。
「宇宙に行くという特殊な状況を理解することで、地球だろうと宇宙だろうと、すべての人が健康的な未来を送る解決策を生み出せると思うと興奮しています」
元宇宙飛行士のケイディ・コールマン氏は、同社の戦略アドバイザーを務め、180日以上にわたって宇宙に滞在した経験や視点を共有する予定。「ISSは、将来的な月と火星ミッションの試験場であるとともに、微小重力下で乗組員の健康とパフォーマンスを最適化する方法を理解するための重要な機会を提供してくれるのです」と話しています。
いつごろからスタートなのかはまだわからない
コルゲート・パーモリーブは、ISSでのテストが開始される具体的な日付けといった米Gizmodoの質問に答えていません。ISSは2031年に地球に落下させる計画が発表されていますが、いつごろを目処に実験しようとしているのでしょうね。