喫茶店のコーヒーを自宅で再現。
タイガー魔法瓶から、サイフォン式コーヒーの抽出の自動化を実現した、コーヒーメーカー「Siphonysta(サイフォニスタ)」が発表されました。
サイフォン式とは、喫茶店でたまに見る理科の実験みたいなフラスコを使ったコーヒーのいれ方で、Siphonystaはその技法を取り入れています。
価格はオープンですが、店頭予想価格は6万6000円前後。2月21日より販売開始です。
「目で楽しむ、香りで楽しむ、味で楽しむ」 をコンセプトに、 コロナ禍で増加した“こだわり志向”の生活者向けなコーヒーメーカーを目指したとのこと。
今回はそんなSiphonystaの商品発表及び、体験会に行ってきました。
確かな技術を感じた実機デモ
シリンダーの上部に常温の水(1、2杯分)、下部に挽いたコーヒー豆をセットしスタート。
水が適温に温められると、シリンダー下部に移動し、スチームで熱されたコーヒー粉と混ざります。
その後、フィルターを通し再び上部へ吸引されて完成。水の沸騰を合わせて3分程度(最速2分40秒)で抽出完了です。
のこの独特な抽出方法が、タイガーの熱制御技術を集結させた「自動サイフォン式コーヒーシステム」。
シリンダーの上下に圧力差を発生させることでコーヒーを減圧ろ過し、抽出を行なう方式になっており、豆本来の香りと旨みを最大限引き出します。
ドバーッと湧き上がってコーヒーが出来上がっていく様子は、見ていて楽しかったです。
できたてのコーヒーを飲むことができた
抽出が終わったところで、できたてのコーヒーをいただいてみました。

うん、美味しい! 香り立ちも良くて、スッキリとした味わいです。これがサイフォン式…
飲んでみて、ちょっと苦いかもと思ったら、次作るときは設定を変えてみましょう。酸味と苦味、薄さと濃さのレベルを選ぶことができ、9通りの味に調整可能です。

Siphonystaのもう一つの特徴は「Dual Temp Brewing Method(2段階温度抽出法)」を採用しているところ。
抽出過程で水の温度を切り替えてコーヒー豆のポテンシャルを引き出し、より濃厚でクリアな味わいを実現するそうです。
気になったところ

僕が一番気になったのは、この製品のメインパーツである、シリンダーの素材がプラスチックなところ。
シリンダー部分は食洗機対応だったり、取り回しを考えれば利点はありますが、少し質感が物足りない気がしてしまいます。
あとは、挽かれたコーヒー豆をセットするので、味にこだわる方は自宅で別途ミルを用意するか、お店でミルしてもらう必要がありそうです。
家では感じられないような体験と味を提供してくれたSiphonysta。「目で楽しむ、香りで楽しむ、味で楽しむ」 のコンセプトが随所で感じられました。サイフォンで作る、本格的なコーヒーをおうちで楽しみたい方に、おすすめできる商品です。
Source: タイガー魔法瓶</small>