宇宙飛行士の目、ターミネーターみたいになってるのなんで?

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  • author 岡本玄介
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宇宙飛行士の目、ターミネーターみたいになってるのなんで?
Image: Twitter

2022年10月27日の記事を編集して再掲載しています

デデンデンデデン♪

NASA出身で現在はSpaceXに所属し、筆頭宇宙事業開発技師を務めるアナ・メノン宇宙飛行士。現在彼女のSFメカのようになり、まるで未来の指導者を抹殺するため時空を超えて来たヒューマノイドのようです。

映画『ターミネーター』の名言「I'll be back」と目をかけたダジャレで「Eye will be back」と。3作目に登場した女性ターミネーター「T-X」みたいですね。コンタクトレンズで眼圧検査

タネ明かしをすると、彼女の目には眼圧を測る特殊なスマート・コンタクトレンズが入っています。目からレーザー光線が出るわけではなく、円環状のチップがSF映画みたいに光って見えるだけなんですって。

しばらく宇宙に滞在した人たちには、脳や身体にいろいろな変化が起こりますが、眼球もそのひとつなのだそうです。目玉の神経が腫れ、網膜にヒダができ、黒目が平たくなるだけでなく、視野がボヤけて眼圧も変わるのだとか。こうした症状は、最近になってコロラド大学ボルダー校が発見した「宇宙飛行関連神経眼症候群(SANS)」と呼ばれています。それを検査するためのコンタクトレンズを、メノン宇宙飛行士が被験者として試着しているのがこの動画なんです。

3月に帰還した宇宙飛行士たちはみんな目が光る

彼女とチームの仲間は、来年3月にSpaceXの「POLARIS DAWN」ミッションで、5日間の有人飛行に参加する予定となっています。無事に帰還した宇宙飛行士たちは、みんながこのコンタクトレンズを装着することになります。全員が両目に着けて現れたら、懐かしのホラー映画『光る眼』みたいになりそうですね。

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https://www.gizmodo.jp/2022/12/nasa-artemis-1-moon-lunar-mission.html

Source: Twitter (1, 2), NASA via Futurism, POLARIS DAWN, UchuBiz