ダイエットしなきゃ…。
いろんなサプリを飲んで、健康増進や体質改善などを目指している人って多いと思います。ところが、同じサプリを飲んでも、体型によって効果は大きく異なる可能性があるらしいですよ!
ビタミンDと肥満度
このほどハーバード大学は、附属病院のBrigham and Women's Hospital(BWH)の研究者たちが実施した、ビタミンDとオメガ3のサプリの摂取効果を調査した研究についての発表を行ないました。50代以上の1万6000人を超える被験者の血液検査から、ビタミンDやカルシウムの体内蓄積量などを計測。その後、2年してから一部に同じ検査を実施して、サプリの摂取がどのような影響を及ぼしたかなどを分析したそうです。
2年間ずっとサプリを飲み続けると、いずれの被験者も、ビタミンDやカルシウムの体内蓄積量が増加していることが判明。しかしながら、BMIが25以下の人と、BMIが25を上回る人のグループで分けると、圧倒的にBMI25以下のグループにおいて、測定値が増加していることがわかりました。BMIが25を上回ると、もともとビタミンDの体内レベルが低い人であっても、たとえサプリを飲んだとしても、たいして吸収されていないことまで明らかになったんだとか。
こうしたサプリは、ガンの予防や免疫効果の高まりなどの効用があるとされているみたいですが、もし肥満度が一定以上のレベルだと、あまり体内に吸収されていない可能性が指摘されています。もちろん、まだ最終的な結論を出すには、もっと本格的な研究調査を進めていかねばならないとされてはいますが、体内脂肪による吸収阻害や肝機能の低下の影響などが懸念されているようですよ。そのうちサプリなどの摂取量も、年齢のみならず、BMIに応じて推奨される量が変わったりするようになるのでしょうかね?
Source: THE HARVART GAZETTE