UFOじゃなかった。
1月18日、ハワイはマウナケアの上空に謎の渦が出現。
移動しながらクルクル回る渦とその中心にある強い光。これは一体なんなのでしょうか…。まさかUFO…じゃなくて、なんとSpaceXによるファルコン9ロケット打ち上げが関係している可能性が高いのだそう。
マウナケアにある自然科学研究機構国立天文台ハワイ観測所のすばる望遠鏡が渦の様子を捉えていました。ツイートや動画もアップされています。
すばる望遠鏡の天文学者の解説によれば、これはロケット打ち上げによって起きた大気が構成したもの。
Spaceweatherの解説によると、この渦はファルコン9のロケット上部が軌道から離脱し、太平洋に入水する前に残った燃料を吐き出したことで起きたもの。上部は飛行を安定させるため、長軸で回転していた可能性が高く、その結果渦巻きが出現したようです。
珍しい現象ではありますが、実は以前にもSpaceXによるロケットの打ち上げであったんですって。昨年6月、イリノイで目撃された「煙のリング」もファルコン9ロケットがらみ。
ファルコン9は、どうやらおもしろ雲が発生しやすい構造になっているようですね。下、クラゲ雲の発生動画です。
Wow! What a view of the jellyfish from the drone ship! pic.twitter.com/ioo9AG2Hq5
— Chris Bergin - NSF (@NASASpaceflight) October 8, 2022
ロケット打ち上げって、こんな楽しみ方もあるんですね。SpaceXによると、今年は100機のファルコン9が打ち上げ予定だそうです。