電気の力で減塩しよう。
少し前のこと、明治大学とキリンホールディングスが共同開発した、「塩を追加しなくても味が濃くなるお箸」が話題になりました。
微弱な電流で味覚を調整するため、実際は塩を使っていないのに料理の塩味が強く感じられるので、減塩できて健康に繋がることが期待できます。未来から来たような発明ですが、お箸は細いので手首に充電池をまとわないといけないのが玉にキズといった印象でした。
スプーンにすべて内蔵
ニューヨーク発の「SpoonTEK」は、1本のスプーンでありながらもオールインワンを成し遂げた設計。舌と持ち手の裏にある電極で電流が循環し、食べ物の風味が豊かに感じられるようになります。
食器初のイオン感覚テクノロジー採用
舌が備えている味蕾には味覚受容体があり、それが活性化されるとのこと。それが脳ミソで「ウマい」と感じるようになるんですって。
汁気の多い食事に
食べ物はスープやアイスクリームやヨーグルトなど、水分が多いものに限るようです。電流が身体を循環するため、乾き物で遮断されては効果が発揮されなくなってしまいます。
糖分や塩分を控えた低カロリーな食事をよりおいしくするだけでなく、食感も滑らかでクリーミーに感じるのだそうな。

舌にピリっと電気を感じることはなく、また使用中はLEDが光るので、「おいしくなっているな、ヨシ」と確認もできます。
思ったより安いかも?
カラバリは黒とグレーとベージュの3色。29ドル(約3,800円)と無理せず買える値段なので、健康に配慮して薄味にしている人にはよさそうですね。
味噌汁もカレーもラーメンも麻婆豆腐も、味の濃い料理を薄味にしたらどんな風に感じるんでしょうね。