本当にあった不思議な病気8つ

  • 11,033

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • はてな
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …
本当にあった不思議な病気8つ
Image: Shutterstock

身体は一番身近なワンダーランド。

え?そんなことで?と思う奇特な症例を、昨年の医療ジャーナルから掻き集めてみました。

①ビタミンD過剰摂取で嘔吐が止まらなくなった男

20230101weirdcase_1
Image: Shutterstock

栄養サプリメントは妊娠・慢性疾患の人には効くけど、特別な事情がない人が飲んでも効き目は薄く、最悪、裏目に出ることもあります。

英国のある男性は昨年夏、ビタミンDサプリの過剰摂取が原因で下痢、腹痛、耳鳴り、嘔吐が止まらなくなって病院に収容されました。3カ月近く吐きまくって減った体重は30ポンド(約13.6kg)。

8日間の入院で行なったのは、ビタミンD過剰摂取によって体内に過剰に蓄積されたカルシウムを減らす治療です。2カ月後には正常レベルに戻ったそうですけど、ビタミンDはまだ正常の値まで戻りきれていません。

②自慰行為で肺に穴が開く

shutterstock_1780907165
Image: Shutterstock

昨年4月スイスで報告された症例。

20歳の青年が顔をぱんぱんに腫らして、胸の激痛、呼吸困難を訴えて急患に駆け付けてきました。なんでもマスターベーション中に激痛が始まったというではないですか。さっそく胸部をスキャンしてみた結果、肺の膜が破れて空気が漏れ出す「気縦隔(きじゅうかく)」という珍しい病状であることが確認されました。

性行為中の激しい運動で引き起こされることは知られていましたが、自慰行為で起こったのは、医師団の知る限りこれが初めて。肺に穴が開いて空気がヒュウヒュウ漏れ出すなんて想像するだけでゾッときますが、存外に症状は軽くて、放っとけば穴が塞がって勝手に治ったりします。青年も集中治療室(ICU)に1泊しましたが、4日後にはケロリと完治。

③勃起不全を治すつもりが…

20230101weirdcase_3
Image: Shutterstock

防水スプレー缶にストローを取り付けて尿道に挿し込んで勃起不全を治そうとしたら、パートナーが「うっかり」(医師)ボタンを押して、断熱の発泡ウレタンが膀胱に達するまで注入されてしまったという2021年の症例。年明けにだいぶ騒がれました。

男性は恐るべきことに3週間痛みに耐え忍んでいましたが、最後は血尿が出るようになって急患へ。もうそのころには泡がカチンコチンに固まって取れなくなっていたので大外科手術です。除去は成功に終わったけど、さらに尿道保全の手術が要ると報告書には書かれています。

④しゃっくりが止まらない。まさか癌だとは…

shutterstock_118491940
Image: Shutterstock

昨年3月インドでは、何カ月もしゃっくりが止まらない男性の脳を調べてみたら、急性脳腫瘍が見つかって、放射線治療と手術で取り除いたらしゃっくりも収まったという事例がありました。たかがしゃっくりと侮るなかれ。

⑤ホイップクリーム缶の笑気ガスで脚が麻痺

20230101weirdcase_4
ホイップクリーム缶で使用される亜酸化酸素チャージャー「ウィピッツ(whippits)」
Photo: Shutterstock

市販鎮痛薬フェンタニルの中毒死も怖いけど、身近に手に入る脱法ドラッグといえば、亜酸化窒素も怖いですよね。

若者の間で「笑気ガス」として広まっているもので、写真のようなキャニスターや風船で売られてたり、日本では自転車のボンベみたいな形でも売られてたりします。適切に投与すれば歯科麻酔などに効果を発揮する成分なのですが、昨年9月にNYとマサチューセッツの医師団が報告した症例では、多幸感を求めて吸っていた男性が歩行困難になって急患に運び込まれています。

亜酸化酸素吸引で体内のビタミンB12供給が阻害されて、亜急性連合性脊髄変性症という稀な症状にかかっていたんですね。幸いビタミンB12を注入して、笑気ガス吸引をやめたら4週間で歩行能力は回復できた模様。手遅れにならなくてよかった…。

⑥オルガズム・アレルギー

20230101weirdcase_7
Image: Shutterstock

こちらの男性は、射精するたびに花粉症みたいな症状(倦怠感、目のかゆみ、鼻水・鼻づまり、ひじから下にじんましん)に悩まされていました。いわゆる「オルガズム後症候群」と呼ばれるもので、男性の場合は10代後半から出るようになって、以来ずっと恋愛や交際とは距離を置いてきたといいます。

オルガズム後症候群は原因不明の病ですけど、一部の事例では、精子内のなにがしかの成分に対する過剰な免疫反応が原因ではないかと考えられています。そこで医師団はアレルギーの症状改善に使われる抗ヒスタミンが効くかも…と考えて投与。これがドンピシャ当たって、症状を格段に抑えることに成功しました。よかったよかった。

⑦毛虫の毛が肌に入り込む

20230101weirdcase_77
海綿状の蛾の毛虫
Photo: Shutterstock

中国で昨年6月に報告された症例

湿疹と診断された手首がただれて医師に相談に来た男性。念のため顕微鏡で皮下を調べてみたら、何やら「難治性の金色の壁」を有する中空構造が残っていて、いろいろ話し合った結果、毛虫の剛毛じゃないかという結論に達しました。具体的には海綿状の蛾の毛虫の毛。

男性は5カ月前にレンブ(ワックスアップル)の木に登っていたそうなので、たぶんそのとき肌に入りこんで、周りがただれてしまったみたい。ステロイド投薬でただれと症状は消えたそうです。日本でいうところの「チャドクガの毛虫皮膚炎」みたいなものでしょうか。

⑧こんなところにペットボトル

20230101weirdcase_8
Image: Shutterstock

インドで昨年7月、50代男性の腸内から確認された物体がこちら。250mlの水が入ったペットボトルで、奥さんに急患に引きずってこられるまで、男性は腸内にペットボトルを抱えたまま3日間腹痛をこらえ、トイレに行くもの我慢して暮らしていました。

問診では「どうなさいましたか?」と聞いても、「恥ずかしいのと奥さんが怖いのとで」男性は多くを語らず、超音波にかけて初めて痛みの原因がわかったという次第です。除去手術は出血もないまま終わって、5日後には元気に退院していきました。

精神科に一度診てもらうよう医師から書かれた紹介状を携えて。

あれはなんだったのか…。謎の奇病6大パンデミック

COVID-19の犯人は新型コロナウイルスと初期段階で判明しましたが、これまでの歴史のなかで、原因がわからないまま大勢の人が犠牲になった例は少なくありません。そ...

https://www.gizmodo.jp/2021/04/6-mysterious-disease-outbreaks-that-were-never-solved.html