目的別ロボ・タクシーの公道走行は世界初!
Amazonの子会社で、前後両方向に進む箱型の自律走行ロボット・タクシー「Zoox」が、カリフォルニア州のDMV(自動車管理局)から認可を得て、公道を走ることができるようになりました。
クールすぎる従業員専用シャトル
早速2月11日より、サンフランシスコに近い計画都市フォスター・シティーにて運行を開始。
Zoox本社があるふたつの建物を行き来し、1マイルだけの距離で従業員を無料で運びます。最高時速は約56km。ハンドルもペダルもない自律運転をしますが、4人乗りと見た目に反して小さい乗り物なので、向かい合って相乗りした人たちは仲良くなりそうです。
実は悪路も爆走できる性能
「Zoox」の最新動画では、今回のテスト運行のため、そして本格的に公道で走れるようにするため過酷な実験を繰り返してきたことが分かります。
本来の最高時速は120kmですし、雪道も砂漠も爆走していて、かなりポテンシャルが高いクルマだということが見て取れます。
「Zoox」は現在、カリフォルニア州の公道を走れるただひとつの目的別ロボット・タクシーなのだそう。既存の自動車にはない、安全性に関わる100以上の技術も搭載しており、FMVSS(連邦自動車安全基準)にも適合しています。
配達よりシャトル運用が先かな?
道路を安全な場所にするために、新たなモビリティーを改めて作り直すことを目的として誕生した「Zoox」。Amazonはネット通販の会社なので、配達用の車として相性バッチリではありますが…最初は当初の目的に沿って、タクシーやシャトルとして使われるのではないかと思います。
送迎が必要なホテルや空港などから広がるのかもしれませんね。