スパイ気球じゃなくて、スパイ鳥なら気づかれなかったのかも…。
アメリカのニューメシコ工科大学が開発しているドローン、見た目がほぼ本物の鳥です。まぁ、それもそのはずですけど。だってドローンの外装には鳥の剥製が使われているんですからね。
鳥型ドローン、いや鳥の剥製ドローンは、羽の部分に小さなメカを取り付けられており、羽ばたく動作まで再現されています。剥製を活用することに嫌悪感をもつ人もいるかと思いますが、人工物ではなく本物を使うには利点があります。
ボディの軽さと羽の柔軟さは、生きている鳥だけでなく、ドローンの飛行も安定させるようです。何より最大の利点は、やはりドローンという存在をカモフラージュすること。また、マシンで動かしているとはいえ、パタパタという羽音は、ドローンのモーター音のカモフラージュにもなるのだそう。
スパイじゃなくても、野生動物の観測に剥製ドローンが有効なツールとなる可能性は大きいですね。怖いけど…。
Source: ARC