もうこのタイトルも食傷気味だよね。
このところツイートがさっぱり読まれなくなったと感じているイーロン・マスク。とあるインフルエンサーが「アカウントを非公開にしたら5倍伸びた」とつぶやいているのを見て「へー!」と反応して先週は自分でもちょこっと非公開にしたりしていましたが効果がなかったんでしょう。とうとうエンジニアとアドバイザーを火曜、本社に召集して原因を聞いてみることにしました。
ところが会社に残った数少ない主幹エンジニア2人のうち1人から返ってきた答えは「人気がなくなったから」という、にべもないものでした。440億ドルのTwitter買収オファーから1年も経ってないのにもう世間には飽きられているのだというんですね。
その裏付けとしてアカウントの社内データやGoogle Trendのグラフ(上)を見せながら…
「昨年4月の人気のピークの検索ランキングスコアが100だったのに対し今は9です」
「氏のリーチが意図的に操作されているか調査したこともあるが、アルゴリズムのバイアスを示す証拠は見つからなかった」
…と具体的に説明していったのですが、それがイーロンの逆鱗に触れたのか…
「おまえはクビだ」
とその場で言われてしまったのだとThe Platformerが報じています。
閲覧数表示が拡散を阻害?
閲覧数の新機能ができて7週間。「こんなに大勢読んでる!」というアピールのはずだったのに、閑古鳥になると、逆にそれが気になって夜も明けません。うまくいかないものですね。
閲覧数表示それ自体が拡散を阻害しているという声もあります。閲覧数表示が邪魔で、肝心のいいねやRTのボタンが押しづらくなってエンゲージメントが減っているのだとThe Platformerの情報源の社員らは言っています。閲覧数表示で閲覧が減る悪循環かあ…納得感高いな。確かに邪魔だもん。
RTしたくてもツイートできないことも…
ほかにも最近のTwitterは不具合だらけでページが空欄になってたり、ツイートを送れないこともしばしばです。ツイートしようとしたら「1日の上限超えました」ってエラーになって送信できなかったり(8日の不具合)。
これついてもThe Platformerは、「上限数設定の社内サービス(担当チームは11月会社を辞めた)のデータを1社員がうっかり削除したことで起こった」と原因を書いています。末期だぁ…
シャドウバン?
Mastodonとか見てると「Twitterでは閲覧数1桁なのにMastodonではかなりバズる」有益な発言がたまにあって、これも本人が気づかないうちに入る閲覧制限「シャドウバン」なのかなって話題になるんですけど、CEOさえもシャドウバンを疑っているとは…。もしかしたら全体の閲覧数が目減り傾向なのかもしれませんね。
まあ、イーロン・マスクは買収前から「閲覧数が減った。おかしい」と騒ぐ人だったので(そのときは夏場のローシーズンが原因だった)、シャドウバンを疑うのは今にはじまったことではありませんけどね。