ご家庭のテレビも年々少しずつ大きくなっていますが、そのうち壁一面ディスプレイなんて日が来たりして。
いや、すでに来ているんです、お家ではなく映画館ですけど。それが、LGが発表した「LG Miraclass」。
これ、小規模シアター向けの巨大ディスプレイなんです。
自発光LEDディスプレイMiraclassのサイズ展開は3つ。5.1m x 2.7m(4K/2Kオプションあり)、10.2m x 5.4m、そして14.1m x 7.2mサイズ。
LGいわく、小規模シアターなら1番小さなサイズで十分だそう。最大300nitsの明るさは調整できるので、例えば劇場貸切でプレゼンなどを行うのにも使えますね。
ちなみに、設置は小型のLEDスクリーンを繋ぎあわせる方法ですが、もちろん、上映中につなぎ目が見えるなんてことはありません。
現在、ディスプレイの価格は公表されていません(商業用プロジェクターと競合できる価格ですよね、きっと)。
ディスプレイにすると省スペースに

プロジェクターではなくLEDディスプレイにする利点は、メンテナンスが減ること、そしてプロジェクター用のスペースを取らなくていいことです。
プロジェクターは大きなスクリーンに画を映し出すため強力な光源が必要なので、光から放出される熱を冷やす対策が必要になります。冷却システムはそこそこうるさいので、プロジェクターは通常シアターとは別の部屋に設置する必要があるんですよね。
大規模シアターならともかく、小規模劇場だとLEDスクリーンにアップデートすることで、プロジェクタールームを省くことができるのも大きな利点かと。
日本でも見られる日がくるかも
すでにLG Miraclassを導入している映画館は世界にいくつかあり、例えばスペインはビラノバにある映画館に設置されています。
アジア、ヨーロッパ、北米で、今後さらに導入が進むそうなので、もしかしたら目にすることもあるかもしれませんね。

ビリオネアや海外セレブの豪邸につきものの、シアタールームにも導入されそうだな。
Source: LG