形あるものはいつか壊れる。でも早すぎない?
個人的にとても期待しつつ、実際触ってみると冷静になってしまうもの、それが折りたたみスマートフォン。冷静になってもなお、なぜか期待したくなっちゃうのも折りたたみスマートフォン。
そんな折りたたみの最大の懸念事項はスクリーンにあります。Samsungの折りたたみGalaxy初代も、リリース直後は画面のヨレ、シワ、ヒビの話題ばかりでしたからね。それが数世代を経て、ずいぶん画面に対する不満は落ち着いたと思っていたのに…。今、Galaxy Z Fold 3で画面のヒビ問題が再浮上しています。
修理代は10万円オーバー?
スマホレビューメディアのPhoneArenaが、Z Fold 3ユーザーから画面のヨレ・ヒビがひどいというタレコミがあったとして、画像を掲載しています。7.6インチのディスプレイの中心はかなりダメージが酷く、これは開いて使うのが憂鬱になりそう。Samsungに相談したユーザーによると、提携の修理屋さんを紹介してもらったそうですが、なんと修理見積もり額は800ドル(約10万8000円)。2021年の発売時に1800ドル(約24万円)で買ったとすれば、(落としたり踏んだりせず日常使用だとして)たった1年半の使用で画面修理800ドルは痛いですよね…。
2021年にZ Fold 3がリリースされて以降、今回のPhoneArenaの報道以外にも、画面のヨレ・ヒビの話はチョイチョイでていました。掲示板Redditのスレをみるとユーザーからのヒビ報告も少なくない数ポストされていますし、何ならSamsung公式のユーザーフォーラムにもポストされています。
折りたたみスマホは端末そのものの価格が高い上に、修理代も高い。ただそれ以上にユーザーから悲痛の声があがっている理由は、画面に不具合が出るのは1年の保証期間が過ぎた頃だから。中には、保証切れが怖くて超短スパンでトレードインプログラムで端末乗り換えをしたというユーザーもいるほどです。Samsungは端末保証としてSamsugn Care+(日本未導入)という保険サービス(修理代がかなり割安になる)も提供していますが、これなしで折りたたみ端末使うのは確かに怖いかも。
折りたたみスマホの画面リスク。減少したといっても通常スマホから比べるとまだまだ高いのが現実です。端末高い、リスク高い、修理費高い … 。
Source: PhoneArena