頭皮ケアの価値観や習慣を変えるのは、ガジェットなのかもしれない。
ステイホームを経て、自宅でのマッサージが習慣になった方は多いはず。でも頭皮のケアって皆さんはしてます? たまに美容室とかでやってもらう頭皮マッサージって意識が飛ぶくらい気持ちいいですけど、自分でやるのはめんどくさくてなかなか難しいんですよね。
そんなとき、自宅で頭皮ケアができる最新ガジェットがあったら、ちょっとテンションあがりませんか?

それが「SonoRepro(ソノリプロ)」。ドライヤー並みのサイズでありながら、クリニックにも導入されている独自技術を継承した、令和生まれのスカルプケアガジェットなんです。
使い方はシンプルで、1日1分間、頭皮にこのデバイスを動かさず当てるだけ。技術のコアとなるのは、超音波による非接触な刺激なんだとか。要は触れずに頭皮を刺激してくれるってことですよね。いつの間にかそんな時代が到来してたとは驚きです。
波動制御と頭皮ケアの異色コラボ

「SonoRepro」の開発には、テクノロジーを活用するメディアアーティストの落合陽一さんがCEOを務めるピクシーダストテクノロジーズ(PxDT)株式会社、頭皮や毛髪のケアで知られるアンファー株式会社、そして日本医科大学の3社が関わっています。ちょっと意外な組み合わせですね。
2021年11月頃に、アンファーが運営するDクリニックから「非接触振動圧刺激装置」が発表されました。この装置は先に挙げた3社が共同開発した技術搭載の頭髪治療マシン。その仕組みは、PxDTがコアとしている波動制御技術を活かした超音波を使うというものです。
そう、お察しの通り「SonoRepro」はこの非接触振動圧刺激の技術をガッツリ搭載しているのですよ。専門クリニックと同等のスカルプケアも期待できそうじゃあないですか?
それでは気になる技術面やエビデンスを見ていきましょう。
どうして頭皮に超音波を当てるの?

超音波と言えば「人間の耳で聞き取れない音」というのが一般的な認識ですよね。
でも実態は空気中を伝播する振動の波みたいなもの。たとえば超音波を使って空気を震わせることで、砂や液体の粒といった軽い物質を持ち上げたり、人間の皮膚に刺激を与えることもできるんです。
そんな超音波技術は、最近だと美顔器などでも使われています。美顔器などの超音波は振動体を直接皮膚に当てて皮膚内部に刺激を伝えますが、PxDTが開発した非接触振動圧刺激は空気を経由して振動を伝え、皮膚表面の刺激に留めています。これにより皮膚表面を10Hz程度の低周波で振動させ、揉み刺激のようなアプローチを実現しました。

そこで、超音波による非接触な刺激によって頭皮をケアするのが「SonoRepro」のねらいなワケです。
ガジェット的な使い心地にもこだわりが

「SonoRepro」本体には61個の超音波スピーカーが配置されていて、それぞれから出た超音波が一箇所に集まるよう角度がつけられています。これにより超音波のエネルギーが集束され、より刺激するんだとか。
あと、なんといっても本体のデザインがカッコいい。なおかつ本体は約260gと軽量なので、動画などを見ながら手軽にスカルプケアができます。手軽であることは良ガジェットの条件でしょう。
頭皮に触れるスペーサー部分は取り外しての洗浄が可能で、気になる衛生面についても考慮されています。地味ながらこうした使い心地も侮れない要素です。
技術的な説明はPVがわかりやすいですね。新技術の活用に対する落合さんの哲学も見てとれます。
1日1分でできる、新しいスカルプケアの習慣

これまでのスカルプケアといえば専門的な薬剤やシャンプーケア、あるいは器具を使った頭皮刺激などが主流でした。「SonoRepro」はそうした従来のアプローチとは一線を画す、超音波による頭皮の刺激という新機軸が目新しいですよね。しかも超音波の専門家が関わっているというのがアツい。
生活習慣を変える力を持った、最先端のガジェット。スカルプケアの常識を打ち砕く「SonoRepro」があれば、人生が変わるかもしれませんよ…!
Image, Source: SonoRepro