これは素敵な電脳ギアです。
メガネやコンタクトを使っても視力が0.3未満かつ0.05以上で、常に薄ぼんやりとした世界が見えている。そんなロービジョンの方が全世界で2億5千万人、 日本国内では145万人いると推定されています。
ソニーはロービジョンな方の視覚補助技術を持つQDレーザと手を組み、24-720mmの高倍率ズームレンズを持つコンデジDSC-HX99専用の網膜投影型ビューファインダーを開発。カメラセットモデルの「DSC-HX99 RNV kit」として一般販売します。

DSC-HX99のHDMI出力をファインダーのRETISSA NEOVIEWERが受け取り、眼のピント調節能力の影響を受けにくいレーザ網膜投影方式を利用して、プロジェクターのように網膜に映像を投影。昔のブラウン管テレビのように走査線方式で投影するため残像が残り、シャープな映像が見られるとのこと。投影エリアは広く、網膜の中心部になんらかの異常がある方でも、視力が残っている部分を最大限活用することができるそうです。

解像度は720P(1280×720)相当だそうですが、見えづらいを見えるに変えてくれる、人体の機能を補佐してくれるというのはとても魅力を感じます。ソニーストアでの販売価格は10万9800円(参考までにDSC-HX99のソニーストア価格は9万3500円。購入するには3月24日以降、全国5カ所のソニーストアで体験した方のみとなっています。ウェブサイトからの予約が必要ですので、興味ある方はお忘れなく。
Source: SONY