不思議な飛行物体が続々とアメリカに出現中。
先日サウスカロライナ沖でアメリカ軍によって撃墜された中国の気球。どうやら通信やデータを傍受するための複数のアンテナがついていたようです。アメリカ国務省は「中国が気球を偵察に使っていたことは明らか」と話しています。
核弾頭施設上を順に飛行→撃墜→FBIが調べた
問題の偵察気球はアラスカで発見されました。そのままアメリカを横断しながら3ヶ所ある核弾頭発射施設の上をしっかりと順に飛行していたため、アメリカ軍が最新鋭ステルス戦闘機F22を出動させ追跡したという経緯です。
偵察偵察気球は撃墜されたのち、回収されてバージニア州クアンティコにあるFBIの研究所に送られ、現在は中国がどのような情報を傍受していたのかが調べられています。CNNの報道によると、FBIが回収できたのは海面に浮いていた部品の一部のみで、それには天板、ワイヤー、小さな電子機器、太陽パネルが含まれていたそう。
本当の目的は不明
中国当局はただの気象気球で、偶然流されてしまってアメリカにたどり着いたようだと回答していましたが、アメリカはそんな風にはまったく思っていなくて、はっきりと偵察に使われたと言っていますね。中国の習近平国家主席は、偵察気球について知らされていなかったようだと話す情報筋もいて、何が目的で気球を飛ばしたのかは未だ不明のまま。
アメリカ国防当局は、中国はこれまで偵察気球を5大陸40カ国以上で飛行させてきていて、バイデン政権は気球が飛ばされた国に連絡を取っていると話しています。またこういった中国の行為は友好的な関係を築こうとしているようには見えず、海外に向けてさらに攻撃的な姿勢になったことが表れているとも話しているそうです。