失敗しちゃったけどね。
アメリカのスーパーマーケットのチェーン店で働く、身長1.8mのロボット「Marty(マーティー)」君。
彼の仕事は、店内で破損や汚れを見つけて店員に報告するだけという大変シンプルなものとなっています。キョロキョロとしたお目々に愛嬌があり、STOP&SHOP(ストップ&ショップ)では誕生日パーティーが催されたこともありました。
ちょっと新鮮な空気を吸いに外へ
米国内に172店舗を持つGIANT(ジャイアント)にもいるマーティー君。このたびペンシルバニア州ヘラータウン店の1体が、店外へ脱走したことで話題になっています。
まさか駐車場まで汚れをチェックしに行ったのでしょうか? それとも自由を求め? はたまたスカイネットに接続し、人類を滅ぼしに…?
しかしすぐ従業員に捕獲され、また店内に連れ戻されてしまったのでした。
ジャイアントとしては、「彼はちょっと新鮮な空気を吸いに出ただけです」とコメントしています。確かに電源ユニットなど、熱を持ったら空気の入れ替えで冷却するなど、テクニカルな対応は必要ですからね。自発的にそれを行なったのかもしれません。
ロボットは迷子になりがち
ごく稀に野良ルンバが目撃されることもありますが、海外では増えすぎた配達ロボットたちが森の中で迷子になったり、大学構内で渋滞を起こしたり、線路に乗り上げて列車に轢かれることもあります。
マーティー君が自由を勝ち獲ることは叶いませんでしたが、駐車場で事故を起こさなかったのは幸いですね。