Twitter、課金してる人少ないけど…大丈夫?

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Twitter、課金してる人少ないけど…大丈夫?
Image: The Bold Bureau / Shutterstock.com

そんな気はしてた。

イーロン・マスク氏の鶴の一声で姿を変えたTwitter Blue。かつて公式マークだった青バッジ取得とツイート取り消しや広告半減などがメインの有料サブスクプランです。日本では「やってみた」感覚で使っている人もちらほら見かけますが、全体で見るとめちゃくちゃ少ないようです。

課金した人は0.2%

ネタ元のThe InformationがTwitter社内資料を入手したとして報道したところによれば、1月中旬までの米国内Twitter Blueユーザーはたったの0.2%、おそよ18万人程度だといいます。内部資料には、米国の課金ユーザー18万人はグローバル課金ユーザーの62%に当たるとあったそうで、となると毎月Twitterにお金を払っている人は世界中で29万人ほど。

抱える赤字からすると焼け石に水な収益

さらに計算すると、Twitter Blueは月額8ドル(ウェブサイトでの月額の場合、日本では980円)。ということは毎月230万ドルちょい(約3億円)がTwitter Blueの収益ということになります。Twitterが抱える赤字は130億ドルと言われているので、Twitter Blueはまさに焼け石に水のような存在。

Twitter、大丈夫?

膨大な人員削減やオフィスオークションなどで、コストカットを進めているTwitterですが、迅速な収益アップは不回避。噂では企業アカウントには月額1000ドルなんてのもでていますが、こういう取り組みが収益につながるのか、それともTwitter離れを加速させることになるのか…。

先日、マスク氏は「倒産をふせぐため、ここ3ヶ月は非常に厳しい状態だった」とツイート。努力のかいあってか、とんとんの状態にはきたと言っていますが、その内情は果たして。

移住先候補のマストドンは伸び悩み中

マスク氏買収後のTwitter改革によって、大きく注目を集めることになったのがDiscordとTwitterのミックスと言われるMastodon。Twitterを離れた人たちが向かった先がここでした。アクティブユーザー数は250万人まで一気に増加したものの、脱Twitter砲の威力も落ち着いたのか、Masutodonも伸び悩みを見せているようです。

MastodonのAPIを見ると、1月末にはアクティブユーザー数は143万人まで落ち込んでおり(サーバの数は増えている)、2023年は厳しいスタートとなっています。ただ、Mastdonは個別のサーバ(インスタンス)を抱える分散型運営が特徴で、ボランティアの力によるところが大きいので、むしろヘビーユーザーは一時的な賑わいが落ち着いた今の方がいいのかもしれませんけれど。

Twitter離れの科学者がMastodonに流入。マストドンってなんだ?

イーロン・マスクのTwitterを逃げ出した人たちが見つけた心のオアシス、Mastodon(マストドン)。マストドンはドイツのソフトウェアエンジニアのオイゲン...

https://www.gizmodo.jp/2022/11/scientist-moving-to-mastodon.html

Source: The Information