アイスホッケーのカスタムヘルメットが3Dプリント技術でお手頃に

  • author Andrew Liszewski - Gizmodo US
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  • そうこ
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アイスホッケーのカスタムヘルメットが3Dプリント技術でお手頃に
Image: EOS

自分だけのピッタリヘルメット。

先日、SNSを賑わせたエアレスバスケットボール。空気入れ不要で、メッシュな弾む黒いボールがかなりかっこいいなと思ったのですが、あれを作った会社が今度はヘルメットを手掛けます。エアレスバスケットボールを制作したのはEOSという産業用3Dプリント企業。バスケットボールはWilsonとのコラボでしたが、ヘルメットではアイスホッケー用具を取り扱うBauerとタッグを組みます。

アイスホッケーのような専用の防具が必要となる競技は、モノのパフォーマンスが選手のパフォーマンスに直結しがち。軽いとか動きやすいとかフィットするとか、身につけるものなので選手それぞれ求めるものは異なります。ヘルメットにももちろんサイズはありますが、頭というのは大きさ以外に形も重要。カスタムヘルメットとなれば、かなりの額になってしまうので、そこで3Dプリント技術をもつEOSの出番!

選手の頭の形を3Dスキャナーで読み取り、その3Dデジタルデータから3Dプリンターでヘルメットの内部となるクッションパーツを作成することで、比較的安価な世界に1つのヘルメットを実現。このクッション部分に、エアレスバスケットボールと同じく、粉末状の樹脂をレーザーで硬化させ層を重ねていくというEOSの技術が採用されています。

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Image: EOS

ちなみに、比較的安価なカスタムヘルメットでも5万円強ほど。決して安くはないので、主にプロ向けの商品。EOSのヘルメットは、BauerのカスタマイズラインMyBauerに追加されます。

マッチ棒ほどの大きさでちゃんと造形できる3Dプリンター

3Dプリンターには液体の光硬化樹脂に光を当てて硬化させる光造形方式や、樹脂をグルグルと押し出して層を積み上げていくFDM方式、材料を噴射して作るインクジェット方...

https://www.gizmodo.jp/2023/02/tiny-3d-printer.html

Source: EOS