自分だけのピッタリヘルメット。
先日、SNSを賑わせたエアレスバスケットボール。空気入れ不要で、メッシュな弾む黒いボールがかなりかっこいいなと思ったのですが、あれを作った会社が今度はヘルメットを手掛けます。エアレスバスケットボールを制作したのはEOSという産業用3Dプリント企業。バスケットボールはWilsonとのコラボでしたが、ヘルメットではアイスホッケー用具を取り扱うBauerとタッグを組みます。
アイスホッケーのような専用の防具が必要となる競技は、モノのパフォーマンスが選手のパフォーマンスに直結しがち。軽いとか動きやすいとかフィットするとか、身につけるものなので選手それぞれ求めるものは異なります。ヘルメットにももちろんサイズはありますが、頭というのは大きさ以外に形も重要。カスタムヘルメットとなれば、かなりの額になってしまうので、そこで3Dプリント技術をもつEOSの出番!
選手の頭の形を3Dスキャナーで読み取り、その3Dデジタルデータから3Dプリンターでヘルメットの内部となるクッションパーツを作成することで、比較的安価な世界に1つのヘルメットを実現。このクッション部分に、エアレスバスケットボールと同じく、粉末状の樹脂をレーザーで硬化させ層を重ねていくというEOSの技術が採用されています。

ちなみに、比較的安価なカスタムヘルメットでも5万円強ほど。決して安くはないので、主にプロ向けの商品。EOSのヘルメットは、BauerのカスタマイズラインMyBauerに追加されます。
Source: EOS