Midjourneyが月刊誌を創刊しました。そう、あの画像生成AI、Midjourneyです。
今年はもっぱらChatGPTですが、去年最も注目されたAIといえばMidjourney。そのアーティーな画力が大人気となりました。
新雑誌は紙の月刊誌
そのMidjourneyが雑誌を創刊。その名も「Midjourney」。しかも紙の月刊誌なんです。月額4ドルの購読申し込み受付中で、申し込むと創刊号は無料となります(数に限りあり、申し込み早いもの勝ち)。
雑誌Midjourneyの内容はというと、掲載されるのはもちろんMidjourney生成画像。
1万点を超える画像の中から、コミュニティメンバーによってランク付けされたトップクラスの作品が、画像作成者のインタビューとともに掲載されます。
ちなみに、MidjourneyのCommunity Showcaseで、応募作品をチェックすることができます。ネットで無料で見ることができる画像をお金払って紙で見ることに若干モヤモヤしますが…。

1番気になるのは、掲載されるインタビュー記事ってまさかChatGPTが書いていないよね? というところかな!

進むAIのメディア化
AIのメディア化は進んでおり、ChatGPT台頭でいよいよ次の扉が開いた感覚です。個人的にも焦りを感じるほど…。
米CNETがChatGPTに記事を書かせたら間違いだらけだった、米Gizmodoもやってみたけどフィクションと事実の見分けがつかないまま書かれたものだったという、まだまだAIは未熟だなという結果もある一方、Insiderなどを有するメディア企業Axel SpringerのCEOが「AIのポテンシャルすごいから、本当にいいオリジナルが書けない人間記者は生き残れない」と発言するなど、期待値(ある意味危機感)が高いのも事実です。
現に、リリースされたばかりのGPT-4はChatGPTよりも明らかに賢いですから。
AI生成の画像や文章の著作権については常に物議の的となっており、作品盗用を不安に感じているアーティストも少なくありません。AI作品が増えすぎたと小説の募集をやめたメディアもあります。
これからしばらくは、AIとAIが生成するものに対して賛否両論激しくぶつかっていくのでしょうが、さて、落とし所はあるのでしょうか。
なんにせよ、AI雑誌創刊です。
Source: Midjourney