USB-Cになる日が来るなんて。
iPhone 14/14 Proが発売された途端、次のiPhone15に関する「うわさ合戦」が始まりました。まだ作ったパーツがメーカーに届いてもいないのに、この数カ月間「次のiPhone15ってどうなる?」という声はどんどん大きくなり、留まることを知りません。
ほんとに次のiPhoneはどうなるんでしょう。堅実だったiPhone 14/14 Proのいいところをさらに伸ばす感じになると思われ、大きな変革はなさそうですが充電規格は一新されそうです。カメラシステムと、iPhoneを動かすApple製プロセッサは改良される見込み。Dynamic Islandは残りつつ、ボタンはちょっと変わるかも。もし今年後半、スマホをiPhone 15に買い替えるなら、ケーブルはApple認証のUSB-CになりそうなのでLightningケーブルはお蔵入りになる可能性大です。
iPhone 15は4モデル展開
新しいiPhoneシリーズはいつリリースなのか、リーク情報はいつ出るのか…まだまだ未確定ですが、Bloombergでは4種のラインナップになると予想。iPhone 15(6.1インチ)、iPhone 15 Plus(6.7インチ)、iPhone 15 Pro(6.1インチ)、iPhone 15 Pro Ultra(6.7インチ)といった感じになると思われます。ちなみに新登場のUltraはApple Watch Ultraのようなチタン製で、プレミアム機能が満載のハイエンドモデルになると期待されています。
メモリ容量について通常Appleは共有していませんが、iPhone 15は機種によって容量が異なるかもしれません。台湾のサプライチェーン調査会社TrendForceは、AppleがiPhone 15 Pro のRAMを拡張すると伝えており、Pro/UltraモデルでRAMを6GBから8GBにアップグレードする可能性があります。iPhone 15/15 Plusは6GBのまま現状維持の見込み。
iPhone 15のルックスはどうなる?
過去数世代、Appleはあまりデザインを変えていませんが、ちょっぴり洗練されると思われます。まず間違いなくノッチはないでしょう。iPhone 15シリーズにはDynamic Islandが採用されると予想されていますが、iPhone 14の上位機種にこれが搭載されていることを考えると、かなり信ぴょう性は高いです。そうなるとDynamic Island向けアプリや機能も使えるようになるでしょう。

iPhone 15は物理ボタンを失くし、側面に加圧式のソリッドステートボタンが配置されるかもしれません。各ボタンはiPhone SEのホームボタンのように、ミニトラックパッド的な感じに使えるはず。さらに電源ボタンと音量ボタンは、触れたときに触覚フィードバックを提供するTaptic Enginesを採用する可能性があり、旧モデルよりも耐久性がアップするかもしれません。
iPhone 15はUSB-Cを搭載
みんなが口をそろえて言うのは、どうやらiPhone 15にはUSB-Cが搭載されるらしい、ということ。EUでは「電子機器は2024年までにUSB-C充電を採用しなければならない」と法案が定められ(一部ではApple狙い撃ちとも言われていますが)、Appleもそれに従うかたちになるでしょう。これに関しては複数のリークが確認されています。
ただし、AppleではUSB-CケーブルもMFi(“Made for iPod”)になる可能性大なので、注意が必要です。これはかつてiPod専用アクセサリに付けられた名で、今も「Apple製品専用」という意味で使われます。だからといってMFi以外のケーブルでは充電できない、なんてことはないでしょうが、充電やデータ転送速度に制限がかかる可能性は高いでしょう。

iPhone 15はカラーバリエも特別
ここでちょっとだけ、色の話。9to5MacによるとiPhone 15 Pro/Ultraには濃い目のレッドが追加されるかも。iPhone 14 Pro Maxのディープパープルと近いテイストですね。あとは、iPhone 14のブルーとは少し違ったベビーブルーとピンクなどのパステル調が採用されるかもしれません。
9to5Macの情報筋は、これらの限定カラーは「iPhone 15が完全生産モードに入ったら変わるかも」としていますが、iPhone 13とiPhone 14シリーズのカラーバリエからある程度パターンは予測できるでしょう。
潜望鏡カメラを搭載
手ブレを気にせず写真を撮りたい方に朗報! MacRumorsの情報では、iPhone 15 Pro Max (もしくはUltra?) は、潜望鏡(ペリスコープ)スタイルの背面カメラを搭載するかもしれません。昨年夏、Appleの製品予測で有名なMing-Chi Kuo氏が「iPhone 15シリーズの大型機種には潜望鏡レンズが搭載され、小型機種には変わらず光学ズーム用の望遠レンズが採用される可能性」とコメントし、それ以降噂を聞かなくなりました。
潜望鏡カメラは手ブレといった物理的な動きに強く、ズームも効き、「デジタルノイズ」も少なめです。そういえば、サムスンのGalaxy S22/S23 Ultraも10倍ズームを備えた3連の背面10MPカメラレンズに同様のハードウェアを搭載し、安定感のある遠距離ショットを提供しています。
次は、A17 Bionicチップ搭載…?
iPhone 15 Pro/Pro Ultra/Pro Max(と呼んでいいのか?)には、ズバリA17 Bionicチップが搭載されると思われます。 ただ、パフォーマンスが向上するというよりは、バッテリー寿命と電力効率がアップすることになりそうです(A16 Bionicでも合成指数で最新のAndroidチップより高パフォーマンスを発揮します)。
iPhone 15 Proのプロセッサは、Apple初の3nmプロセッサとなる可能性があり、Bloombergは昨年のクリスマス直後に生産開始と報じています。もしこれが正確なら、AppleはAndroidのチップメーカーに先んじて3nmを導入することになります。