お湯の注ぎ方は専門家(ドリップケトル)に聞くのが一番。
おうちコーヒーで大活躍のMelitta(メリタ)「Aroma Filter(アロマフィルター)1×2」。このドリッパーを導入するときに、「1カ月使い続けられたらコレも買おう」と決めていたアイテムがあるんです。
メリタの専用ドリップケトル
それがこちら、メリタの「Aroma Kettle(アロマケトル)」。メリタ式ドリッパーに合わせた「専用ドリップケトル」として販売されているもので、デザインに一目惚れだったんですが購入まではなかなか踏み切れず……。
おうちコーヒーでメリタを毎日使うようになってきたので、今なら!と思って先日やっと手に入れました。
惚れ惚れするほど美しいステンレスは、新潟県燕市製の手仕上げ。ドリップケトルって実用性半分、趣向性半分なアイテムだと思うのですが、こちらはその両方を満たしてくれるのがいいんですよね。
使いやすさを追求したデザイン
本体はガスコンロ・IHの両方に対応。印象的なミニマルなハンドル部分は熱くならないので、そのまま持てるのも使いやすいポイントです。
一方こちらのフタ部分は熱くなるので、触るときには注意が必要。ですが、厚みのあるつくりになっていて、基本的には手で押さえる必要はありません。
中にはフタを押さえるのが癖になっている方もいると思います。そういった方は別途、布巾などを用意しておくのがいいでしょう。面倒なので、私は服の袖を伸ばしてカバーしています。
注ぎ口はメリタ式ドリッパーに合わせているので、スーッと細いお湯を注ぐのには向いていませんが、その分お湯を一気に注ぐのにはぴったりです!
お湯の注ぎ方は「アロマライン」にお任せ
こちらのドリップケトルの最大の特徴が、本体側面にデザインされた「アロマライン」。この「1st・2nd」と書かれたラインをテーブルと水平になるように傾けることで、メリタ式ドリッパーに最適なお湯のスピードと量に調整してくれるんです。斬新なアイデアすぎる!
それでは実際に使ってみましょう。まずは1stのラインを意識して、コーヒー粉全体にお湯を注ぎます。
普段はトポトポ……くらいのペースで注いでいたんですが、思っていたよりもサッとお湯が出てきて、ケトルにお湯のスピードを教えてもらっている!ということを早速実感しました。
30秒から1分ほど経ったら2投目。今度は2ndのラインに合わせるようにしてお湯を注いでいきます。
こちらも勢いよくサーッとお湯が出てきて、こんなに一気に注ぎ入れてよかったのか〜と使うたびにびっくり。お湯の注ぎ方ってどうしても自分の感覚に頼るところが大きいので、分かりやすい目印があるとこんなにもラクになるんだなと感動しました。
必須ではないけど毎日使っちゃうんです
出来上がったコーヒーは、深みがありつつもスッキリと飲みやすい仕上がりに。メリタ式ドリッパーは、難しいことを考えなくても美味しく淹れられるのが魅力なので、このドリップケトルが必須というわけではありません。ですが、こちらを使うことで唯一の変数であったお湯のスピードまで一定にできる、さらにメリタ公式の味を追求できるため、個人的にはとっても満足感の高いアイテムとなっています。
コーヒー用に購入したものですが、1Lのサイズ感・そしてお湯の沸くスピードが異常に早いということもあって、わが家ではコーヒー以外のシーンでも毎日大活躍してくれています。おうちで使える格好良いケトルがないかな〜と探している方にもおすすめです!
Photo: シラクマ