それでも十分パワーアップ。
Nothing Phone(2)には、Snapdragon 8+ Gen 1チップが搭載されるのかもしれません。Qualcomm幹部の発言によれば、どうやらその方向のようです。
だとしたらNothing Phone (1)よりはかなり強力になりますが、他のもっとプレミアムなフラッグシップAndroidデバイスには全然並びません。
とうとうトップクラスの性能に…?
Nothingは先日、次のフラッグシップスマホではSnapdragon 8シリーズのチップを搭載すると正式発表しました。
ってことは最新のSnapdragon 8 Gen 2搭載? Nothingがついにミッドレンジの枠を飛び出して、Samsung Galaxy S23 Ultraみたいなトップエンドと競合か? とその筋では色めき立ちました。
でも9to5Googleによれば、Qualcommのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーのAlex Katouzian氏がLinkedInの中で、Nothingに搭載されるのはSnapdragon 8+ Gen 1になると漏らしてたようです。
Snapdragon 8+ Gen 1は去年夏、OnePlus 10TやSamsung(サムスン)の第4世代折りたたみスマホに搭載されてたチップです。
問題のポストはその後「Snapdragon 8シリーズ」とボカシが入ったので、Katouzian氏、裏で怒られてたんでしょうね。でも元のポストのスクショが、91Mobilesに載ってます。
最新じゃなくても古くはない
Nothing Phone(2)が若干古いプロセッサー搭載なのは納得できます。NothingのCEO、Carl Pei氏はOnePlusのときにも同じような戦術を取ってました。
2014年に立ち上がったとき、OnePlusの最初のフラッグシップは前世代のQualcommの既成品を搭載してたし、ローンチのタイミングも、冬の終わりにいろんなフラッグシップが出尽くした後の初夏でした。
Snapdragon 8+ Gen 1は最新じゃないといっても、2023年現在では「古い」というほどじゃありません。Samsungの折りたたみスマホ、つまり今あるスマホの中でも高価なデバイスに搭載されてます。
それに、先代に搭載されてたミッドレンジなSnapdragon 778G+と比べれば、Nothing Phone(2)としてはかなりのアップグレードでもあります。
Nothingはワイヤレス充電に対応すべくSnapdragon 778G+をいじってたんですが、でもパフォーマンスそのものはどうしようもなく、レビューでもそこがマイナス点でした。
あとはNothing Phone(1)は500ドル以下だったので、Nothing Phone(2)の価格がどうなるかが興味深いところです。新プロセッサーの力で、カメラのアルゴリズム改善も期待したいですね。