iPadユーザーの皆さん、フリーボード使ってますか?
iPadOS 16.2で標準搭載されたAppleのディスカッション用ツール「フリーボード」。多くの人数でアイデアを出し合いたいブレストや会議のときに使える新機能です。
イメージとしては会議室のホワイトボード。だけどテキストや手書き文字だけでなく、写真や動画、PDFなどいろいろなファイルを置くことができます。離れた場所にいる相手と同じ画面を見ながら、意見を共有してアイデアをブラッシュアップしていくことができるのです。

発表されてそんなに時間が経っていないこともあって、バキバキに使いこなしているユーザーはまだ多くなさそう。ということで、Apple丸の内の「Today at Apple」で、フリーボードを使いこなすためのトレーニングセッションが開催されました。
ディスカッションこそ発展の源

今回の先生役を務めたのは平岡雄太さん。YouTubeチャンネル登録者34.8万人の人気動画クリエイターでありつつ、自身でドリップという会社を経営してさまざまな製品開発などを手がけています。
平岡さんがToday at Appleに登壇するのは2回目。前回は昨年の夏にiMovieを使った映像制作術のセッションでした。
今回のフリーボードも、すでにかなり使いこなしている様子。製品開発におけるデザイン打ち合わせのとき、外部のデザイナーなど離れた場所にいるスタッフとも、フリーボードを介して効率的に意見交換できているそうです。
平岡さんはこう言っていました。
「ホワイトボードの前でディスカッションすることはとても重要。投資家はディスカッションを頻繁に行なっているベンチャーを支援したがる。ホワイトボードのそばに置かれているマーカーペンが乾いているような会社は、ディスカッションがあまり行なわれていないと見なされて敬遠されるんです」
思いついたアイデアをどんどん出し合える環境は大事だってことですね。フリーボードはその大きなヘルプとなるツールなのです。
理想のカフェテリアを作ろう

今回のセッションのために平岡さんが出してきたお題は「学生のための“最高”のカフェテリアを作ろう」というもの。このテーマに沿って参加者が思うままにアイデアを出していく形で進行していきます。

まずは平岡さんからフリーボードの基本的な使い方のレクチャー。前述のように手書きだけでなく、色別の付箋を使ってテキストを書きとめたり、写真や動画を埋め込んだりと、本当に自由自在にアイデアを記録していけます。実際のホワイトボードと違って画面は無限に広げていけるので、スペースを気にせずどんどん書き足していくことが可能です。

会場ではiPad 10台を回し合って、参加者全員でフリーボード大会。思うがままに理想のカフェテリア案を出していきました。

出てきたアイデアで平岡さんの琴線に引っかかっていたのは…
・全席玉座で王様気分
・相席OKを表示
・指を鳴らしたら天井のミラーボールが回る
・足湯
・混み具合がわかるシステム
・裏メニューで試験範囲の名前を冠したドリンクが出てくるカンニングバー
・iPad定食(笑)
…などでしょうか。
特にカフェテリアのディスコ化計画みたいな「ミラーボール」は気に入ったようで、提案者にはTシャツがプレゼントされていました。
フリーボードで同時にコラボレーションできる数は、Appleが公式に発表しているところでは100台だそうですが、今回も50人くらいが参加していたから、かなり壮絶なブレスト合戦になっていました。「三人寄れば文殊の知恵」なんていいますが、アイデア出すのは大人数の方がいいですからね。

平岡さんは最後の質問コーナーに答える形で、こう語っていました。
「どこのデバイスを使っても今はそれなりに便利。だけどiPadなどAppleの製品は、デザインからして使いたいと思わせる魅力がある。フリーボードはいろんなメディアを組み合わせてアイデアを表現できるツールなので、子どもたちにも使ってほしいですね」
丸の内のほか、全国のApple Storeでは頻繁にToday at Appleでさまざまなセッションが開催されています。3月30日には一法師拓門さんを迎えてMacを使ったデザインテクニックのセッションも開催されます。基本的に予約制なので、Appleのサイトで日程を確認してみてください。