全て受け止めてくれそう。
なんでもかんでもクラウドに上げるには信頼性がちょっと…とか、自分のデスクトップ以外にデータを保存するとか信じられない…とお思いのみなさん、お待たせしました。
アメリカの有名なハードディスクドライブ(HDD)メーカーWestern Digital(ウエスタンデジタル)が外付けHDD、My Bookの容量をどーんと増やしたんです。
これがあればしばらくデータファイルの断捨離をする必要がなくなりそう。
評価の高いWestern DigitalのHDD
HDDのMy BookとMy Book Duoで使用されている22TBの3.5インチハードドライブは、昨年から単体で入手可能でした。
販売価格はアメリカで500ドル(約68,000円)ですから、Western Digitalブランドの筐体で包まれた、外付けHDDの値段がそれよりも少し高くなるのは納得ですよね。
容量22TBのMy Bookと44TBのMy Book Duoは、どちらも背面にUSB 3ポートを2つ(USB 3.2 Gen 1とUSB 3.0を1つずつ)備えているので、ほかのドライブをデイジーチェーン(複数の機器を数珠繋ぎに連結していく方式)したり、USBポートを1つ使って、ほかの周辺機器とPCやラップトップを接続したりできます。
ただし、注意してほしいのは、これだけの量のデータを1つのドライブに入れるのは危険だということ。これまでと同様、すべてのデータを複数の場所にバックアップするようにしましょう。
お好みで保存方法を選ぼう
44TBのMy Book Duoは最初からRAID 0(データを複数のディスクドライブに分割して保存し、同時に並列でアクセスすることで、高速な読み書きが可能な技術)になっているので、記憶装置全体をフル活用できます。
しかし、この構成では、1つのファイルが2つのドライブにわたって保存されることがよくあるため、片方のドライブに不具合が発生すると、すべてが失われる可能性が大いにあります。全滅を免れたとしても、高い料金を払って、プロにデータを復元してもらうことになるかもしれません。
また、My Book DuoはRAID 1(データを複数のディスクドライブに同時に書き込むことで、データの冗長性を確保する技術)に切り替えることもできます。切り替えると、記憶装置の容量は22TBになりますが、すべてのデータがミラーリングされ、冗長性が保たれる仕組みです。
必要であれば、付属のソフトウェアを使って、44TB My Book Duoの両方のドライブへ個別にアクセスすることも可能ですよ。
日本は4月下旬販売
アメリカでは22TBバージョンのWestern Digital My Bookは同社のオンラインストアおよび一部小売店で600ドル(約82,000円)で販売されています。
44TBバージョンのWD MyBook Duoも販売中で1台1,100ドル(約15万円)。22TBモデルを2台買うよりも100ドル(約13,600円)お得に。
日本国内では4月下旬より販売が開始予定。価格はオープンプライスです。